Yes. I am the Omega Nebula.

梅雨が明けましたが、スッキリと夜晴れないですね。

梅雨が明ける前の7/14の夜、星が見えて月が明るく輝いていました。せっかく晴れたので、Hαのナローバンドで撮影しました。ただし、翌日は仕事で朝早いので、手早くベランダにセットして、20分露出×4枚のみです。

M17_Omega_Nebula-002Ha_03
2014.7.15 00:03~ H-alpha: 1200sec.×1枚 QHY9(mono) ビクセンR200SS EQ6PRO Kasaiコマコレクター OAG9+Lodestar+PHDguiding MaximDL ステライメージ Photoshop で調整トリミング 印西市自宅ベランダ

手早いセッティングで、重量バランスがテキトーだったため、ガイドがことごとく失敗してしまいました。1枚20分の長時間ガイドなのでもっと慎重にやればよかったと反省しています。

4枚全てのフレームが星が流れたり飛んでしまったりで、使える画像がなかったので、全てボツでした。そこで、比較的エラーの少ない1枚を、ぴんたんさん作のPITで処理してガイドエラーを補正しました。
PITは、少しくらい星が流れてしまっても補正してくれるすごいソフトです。

で、1枚のみを処理してなんとか仕上げました。
カラーを気にしなくてもいいので、モノクロの処理はラクでいいわ〜。(笑)

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ポータブル電源アダプターの作成&ばら星雲(C49)

先日Higlasiでオリオン座などの星野写真を撮影中、追尾が止まってしまう現象が発生しました。Higlasiを使い始めて、初のトラブル発生です。
翌日、よーく調べてみると、単なる電池切れでした。orz
Higlasi-1Bは乾電池から外部電源をとるように電池ホルダーが付属しています。
エネループ8本で7時間以上もつらしいのですが、寒い冬だと心配です。

カメラレンズの結露防止ヒーターはポータブル電源につないで使っているので、どうせならHiglasiもポータブル電源から電源をとるようにアダプターを自作しました。

と、言ってもヒューズ入りシガープラグにJEITA3 DCプラグ付きケーブルをハンダ付けしただけなんですが・・・。
共立エレショップで¥150+¥120でした。

IMG_1480

と、まぁ、そんなことはどうでもよくて、

ふたご座流星群撮影の合間に、R200SS望遠鏡で撮影したばら星雲です。
月がめっちゃ明るく輝いていましたので、Hαフィルターを取り付けてナローバンド撮影しています。
いつもはISO1600で撮影しているのですが、この夜はISO3200でどのくらい使い物になるのか試してみました。
RGBのRチャンネルのみをコンポジットしています。

rose_nebula_lab
2013.12.14 03:05〜 360sec.×9枚 EOS kiss X3(改) ISO3200 Astronomik H-alpha 12n
 Vixen R200SS Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding ステライメージ Photoshop で調整 印旛沼

ISO3200に感度アップしてもさほどノイズが増えるわけでもなさそうなので、これは使えそう。
長時間かかっていたナローバンド撮影の時短になりそうです。

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亀の頭

亀の頭と聞いて、変なモノを想像しちゃいけませんよ。

いっかくじゅう座にある、かもめ星雲(わし星雲ともいう) IC2177 です。先日ブログ仲間のおりおんさんが見事な写真をUPされていました。

うちのベランダから撮影できるのは南天のわりと低い対象になります。だいたい南中高度が40度以下のものです。
低い対象は地上からの光害の影響をモロに受けてしまいますが、Hαナローバンド撮影ならあまりその影響を受けませんね。

さて、かもめの頭部分をクローズアップしていますが、どう見てもカメの頭部です。それも、カミツキガメとかそういう類の・・・・。

IC2177_tri
2013.11.8 印西市自宅ベランダ Hαナローバンド撮影

IMG_turtle
写真: ゆったりカメ日記さんより

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月が明るくても馬頭星雲IC434

月が明るくても、もしくは超光害地でも天体を撮影したい! っていう欲張りな貴方にオススメな、ナローバンド撮影。
今回はおなじみオリオン座にある馬頭星雲IC434です。

Hαナローバンド撮影は露光時間が通常撮影よりも3倍以上かかってしまいます。一対象に2時間くらいかかってしまうので、この夜は前回の北アメリカ星雲とこの罵倒星雲、じゃなかった馬頭星雲のみとなります。ISO3200に感度を上げれば半分の時間で済みそうですが、この季節はノイズが多くて・・・。

馬頭星雲の見つめる先にひときわ輝く星がアルニタク。青色超巨星で、三連星ですが、このアルニタクも馬頭星雲から生まれたのだそうです。馬頭星雲おそるべし!
アルニタクのすぐ下にあるのが燃える木星雲(Flame nebula)NGC2024です。こちらも撮影しがいのある迫力です。

hose_head_nebula_cap
2013.9.19 720sec.×8枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 Astronomik H-alpha 12nm FF
 VIXEN R200SS Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding ステライメージ Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

しかし、どう見ても馬のシルエットですね。自然の造形には驚かされます。

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Hαフィルタで撮影したNGC7000北アメリカ星雲

9月18日の夜、いつものゆうゆう公園へ久々に撮影に行ってきました。
先日の台風の影響で、河川敷の一部も増水で水没したようですが、すっかり水はひいていました。

満月の前日なので、月の明かりが煌々と照っています。
明るすぎて、通常の撮影はとても出来そうにありません。なので、Hαナローバンドによる撮影をしてきました。

月が出ていても撮影できるのがナローバンドの強みですが、一枚あたりの露出時間が3倍くらいかかります。

北アメリカ星雲(NGC7000)をR200SS(f=800mm)で撮影していますので、一部しか見えません。
北アメリカと言っても、写っているのはほとんどメキシコとメキシコ湾です。(;^ω^)

(9/20再UPしました)
NGC7000_Ronly_dpe_cap_3
2013.9.18 720sec.×8枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 Astromonik H-alpha 12nm FF
 VIXEN R200SS Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding ステライメージ Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

Hαフィルタで撮影した画像のRチャンネルのみをコンポジットしています。
8枚コンポジットしてもノイズが多いですね。冷却CCDで撮影したみたいに滑らかな画像にはならないですねぇ。
A/D変換が冷却CCDの16ビットに比べて、一眼レフでは14ビットです。
ダイナミックレンジが2ビットも違うと、階調の差は圧倒的です。冷却CCD欲しいなぁ・・。

謎の宇宙船が写り込んでいるのはこちら(笑)
NGC7000_Ronly_dpe_cap

IMG_3295_web

目を皿のようにして見ても、新しい機材はありませんよ。

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エンゼルフィッシュ星雲捕獲なるか!

1/19の夜、GPVではあまりよくない予想で行こうか行かまいか迷いましたが、よく晴れているので撮影に出かけました。
結果的にこの夜に大火球に遭遇するので、行って良かったです。ホホホ。

さすがにゆうゆう公園は先日の雪が残っているだろうということで、近所のひようたん島池に行きました。
ここです。

数年前に出来上がった調整池なのですが、出来た当初は池の中にある島がひようたんの形をしていました。が、今では草木が繁茂して跡形もありません。(;^ω^)

まぁ、そんなことはどうでもよろしい。(ミッチーさんのパクリ)

ご覧のとおり、北側は幹線道路に面していて、24時間営業のコンビニやら「すきや」があったりして明るいことこのうえありません。
でも、この夜のテーマはHαフィルタを使った撮影でしたので、光害はあまり関係ないのです。

却って、近くにコンビニがあったりして便利便利!! (笑)
この夜も途中お腹が空いておにぎりを買いに行きました。

さて、先日ブログ仲間のsuperdojiさんがR64フィルターを使って見事にエンゼルフィッシュ星雲を撮影されていました。

Hαフィルタで私も撮影したい!!

で、55mmのカメラレンズで撮影に挑戦しました。

New1-3
2013.1.19 500sec.×3枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 Astronomik Halpha 12nm FF
 SMC TAKUMAR 55mm f1.8→2.8 PHDguiding ステライメージPhotoshop で調整 印西市ひょうたん島池調整池

(´ε`;)ウーン…

イマイチです。バーナードループは見えますが、エンゼルフィッシュは見えるような見えないような・・・。

枚数がISO3200の500秒3枚しか撮影できませんでした。レンズが結露してしまったのです。フード作っておけば良かったなぁ・・・。
もう少し露光時間も伸ばしても良さそうです。

次回リベンジです。

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Hαフィルタを導入したものの・・・。

これ、AstronomikのH-alphaフィルタです。去年のクリスマスのプレゼントです。
サンタさんもよくわかってらっしゃる。(笑) その前の年は太陽メガネでした。
半値幅は12nm。6nmのもあるのですが、そっちは高価です。
Canon EOSシリーズの窪みに取り付けるようになっている、いわゆるFFフィルタです。

IMG_1107

で、実際に写してみたのがこちら。ご存知罵倒星雲、じゃなかった、馬頭星雲です。

new1

フラット処理をする前の画像です。
右側の明るいところや隅の暗いところは周辺減光によるものです。フラット処理をすれば綺麗になります。

が、なんだか、左側からでっかく丸いのが写ってますよ。なんですかこれ?

そうか! ( ゚д゚)ハッ! アルニタクのフレアだな。
アルニタク本体は画面には写ってませんが、光条がちょっと見えます。

んで、本格的に画像処理をするために、フラットファイルをミッチー方式で100枚、フラットダークを100枚撮影しました。

で、その中の1枚をプレビューしてみてびっくりです。
ちなみにRGB分解した後のR画像のみです。

se200N_flat

フラットの段階で既に丸い影がっ!!
なんてこったい。

丸い影の原因究明をしなければ。。

まずはカメラレンズSMC Takumar 200mmに付け替えてフラット画像を見てみました。

200mmカメラレンズ

おおっ。Σ(゚Д゚;)

丸い影はありません。

ということは、カメラではなくSE200Nに原因があるようです。

さらに、原因を切り分けます。
SE200Nのコマコレクターを外してみました。

コマコレクタなし

丸い影が出ません。

ということは、犯人はコマコレクター、お前だ!! m9( ゚д゚)ビシッ!!

コマコレクターとHαフィルタで、なぜこんな丸い影が写るのかまではわかりません。

うーむ。そうか。
ということで、残念ですが、このHαフィルタで直焦撮影は諦めます。
フラット処理をすれば消えそうですが、試しにちょっとやってみたら、フラットファイルの輝度レベルが合わないらしく、
丸い影がうまく消えてくれませんでした。

カメラレンズで広めのHα領域なんかを撮影するのには使えそうです。

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1年ぶりのNGC2467(擬似Hα)

今回撮影したNGC2467ってどんな天体だろう・・・。とググッてみたら、なんと自分のブログ記事が出てくるではありませんか。

今年の最初の記事で、Advanced-GT赤道儀の修理後、うれしくてベランダ撮影しまくっていたのでした。
なつかしい! & すっかり忘れている自分に驚き!

さてさて、
12/1の夜、月明かりの中、SC64フィルターとLPS-P2フィルターを使った、なんちゃってHαで撮影しました。
外はもう、寒いのなんの。
でも、ベランダに望遠鏡を出して、部屋の中から遠隔操作です。デスクトップ天体撮影ですのであたたかいのです。
こりゃ、やめられまへんなぁ。

でも南天の限られた範囲でしか撮影できませんので、こんなマイナーな天体が多くなります。

NGC2467_20121202

散光星雲と散開星団の混合天体です。
この散光星雲はニックネームがないので考えてみます。

一年前の写真を見てもらうとわかるとうり、

images
(©ハムスターの画像ブロク! こころを癒すハムスターの写真)
これにそっくり!

命名、「ハムスターの赤ちゃん星雲(hamster baby nebula)」。
言ったもん勝ち。( ^ω^ )

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IC1396 象の鼻??

ケフェウス座にある散光星雲IC1396をニセHαで撮影しました。

通称「象の鼻」と言われているところですが、どこが象の鼻なんでしょう?

先日の北アメリカ星雲はカメラレンズで撮影しましたが、これはSE200nの直焦撮影です。前回のカメラレンズの写真では星が長細く写っていました。今回は丸いです。ということは、カメラレンズの性能が悪いということですね。今後はあのズームレンズは天体撮影には使わないことにします。

露光時間も短すぎたのでしょう。かなり強く強調処理をやってこんな具合です。そのためにかなりノイズが目立ちます。
でも本当のナローバンドフィルターではないので、もっと露出を延ばすとさすがに飽和してきます。この辺の見極めも今後の課題です。


2012.11.3 12min.×4枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 +SC64 Kenko SE200N
Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
ステライメージ Photoshop で調整 中央部トリミング
我孫子市利根川ゆうゆう公園

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なんちゃってHαによる北アメリカ星雲

11月3日の夜、よく晴れていたので、月齢19の明るい月が照らす中、LPS-P2 + SC64フィルタを使った擬似Hαで撮影をしてきました。

冬がやって来る前に、北アメリカ星雲(NGC7000 sh2-117 C20)をHαで撮影しておきたかったのですが、SE200Nの直焦撮影では対象が大き過ぎます。
なので、ずっと前にヤフオクで¥1000くらいで落札したカメラのズームレンズでもって、SE200Nの胴体に付いているピギーバックブラケットに自由雲台を取り付けて搭載して撮影しました。

ちなみに初めてカメラレンズでガイド撮影しました。100mmくらいで撮影したつもりだったのですが、EXIFを見ると91mmでした。こんなに小さく写るんだったら、200mmくらいのレンズで撮影すればよかったですね。事前のシミュレーションや試写をせずにぶっつけでやるのはよくありません。

レンズなのかフィルター2枚重ねのせいなのか、星像が長細くなってしまいました。すべてのライトフレームが全く同じように細長くなっているので、ガイドエラーではないようです。

12分露出でしたが、もう少し時間は伸ばせるかも知れません。


2012.11.3 22:14~ 12min.×4枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 +SC64 Canon EF 35-135mm f/4-5.6 USM f5.6 焦点距離 91mm
Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
ステライメージ Photoshop で調整 中央部トリミング
我孫子市利根川ゆうゆう公園

ちなみに元のRaw画像はこんな感じで真っ赤っ赤です。
これらのライトフレームをダーク補正とフラット補正した後、ベイヤー画像をRGB画像へ変換します。
変換した4枚でコンポジットして出来上がったカラー画像をRGB分解して、R画像のみを処理したのが上の画像になります。

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