ケフェウス座の散光星雲sh2-155 (C9)

 

 

最近、寝不足なのかカモガヤ花粉アレルギーのせいなのか、よく頭痛がします。

お風呂に入る前に、「頭が痛い・・・・。」とボソッとつぶやいていたら、
入浴中、突然ガラッと扉が開き、妻が入って来ました。Σ(゚Д゚;)

そして、オイルを首筋に塗りこんでくれます。しばらくして、首筋がホンワカと暖かくなって気持ちいい!!
頭の痛みも消えました。

アルニカオイルというそうですよ。

なんだか、ブログマーケティングみたいになりましたが、誰からも一銭もお金はいただいておりません。

さてさて、ケフェウス座のカルドウェル天体シリーズ第3弾。
散光星雲sh2-155 です。カルドウェルカタログではC9 です。

これもまた、難物で淡いのです。明るいところはうまく写りますが、全体的に赤く広がっているのは表現できませんでした。
このカーブが洞窟の入り口みたいに見えることから、Cave Nebulaと言われているそうです。なるほどねぇ。


2012.5.19 02:39~ 240sec.×5枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

色彩豊かな星もたくさんあって、賑やかです。ちゃんと写したら見応えありそうな天体です。

宇宙にポッカリ開いた洞窟の入り口。
洞窟を入った先には一体何があるのでしょうか。

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ケフェウス座の銀河NGC6946(C12)

 
 

月齢5.1と、夜中の撮影にはうってつけなのですが、ちっとも晴れてくれません。
昼間はよく晴れていたのに夜になると曇ってしまう日々です。
日頃の行いは良いほうだと思うのです。←自分で言うな

5/18の夜の成果が続きます。

ケフェウス座にあるフェイスオン銀河NGC6946です。カルドウェルカタログではC12となっています。
先日のC2のついでに撮影したような気がします。
このあたりはあまり大きな銀河はないのですが、このC12だけは11.0′もあります。

しか~し、とても淡いです。
大きいのにメシエカタログには載っていないということは、淡いということでしょうか。
さとうさんも撮影に苦労されていました。

銀河を浮き立たせようと画像処理をしても、そもそもが淡いのでノイジーになって見るに堪えない画像になってしまいます。
じっくり露出時間をかけてリベンジしたいですね。

トリミング前の画像はこちら。淡い〜。


2012.5.19 01:12~ 240sec.×5枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

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ケフェウス座惑星状星雲NGC40(C2)

 

 

なんか、金環日食という大イベントで燃え尽きた感があり、いまいち、テンションがあがりません。
が、頑張って行きましょう。

5/18の夜、ゆうゆう公園で撮影したNGC40惑星状星雲です。別名Bow Tie Nebula、つまり蝶ネクタイ星雲と言ったところでしょうかね。
真っ赤な星(星雲)がポツンと光っているのがそれです。


2012.5.19 2:12~ 60sec.×15枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

拡大するとこんな感じ。拡大すると中心星もよく見えます。

蝶ネクタイに見えませんです。シャッタースピードは一枚60秒で、だいぶ短めにしたのですが、まだ長いようですね。

wikipediaによると、
NGC 40(Caldwell 2)は、ケフェウス座の惑星状星雲である。ウィリアム・ハーシェルが1788年11月25日に発見した。
死につつある恒星の周りを熱いガスが取り巻いている。恒星は自身の外層を噴き出しており、周りのガスの温度は10,000℃にも達し、幅約1光年に広がっている。恒星の表面温度は50,000℃である。約3万年後には地球程度の大きさの白色矮星になると考えられている。

太陽よりは小さいか同じくらいのあまり大きくない恒星の最期の姿です。太陽もあと50億年くらいしたら、こんな姿になるんでしょうか。
太陽の8倍以上の質量の恒星であれば、派手に超新星爆発で最期を飾りブラックホールになったり、中性子星になったりするんですが、太陽クラスは未練がましく地味に死んでいく印象です。

この日は特にクシャミは出なかったので、まだカモガヤの花粉は飛んでいなかったんだと思います。

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金環日食と花粉症

 

 

朝起きるとどん曇でした。

前日の夜のGPVでもめっちゃ曇りでした。もう朝からテンション下がりまくりです。
とりあえず、機材を車に積んでホームグラウンドのゆうゆう公園へ。

公園に行く途中、利根川河川敷では日食を撮影しようとしている人々がちらほら。おお! 俺も頑張るぞ!

んで、公園に到着して、カメラと望遠鏡のセッティングです。

ハックション!

は~~~っくション!

ん?

は~~~っくション!

なぜかクシャミが止まりません。。(-_-;)

ふと、足元を見ると、

出たーー!  カモガヤやらなんやらイネ科の雑草が生い茂っているではありませんか。。

私、カモガヤアレルギーです。毎年この時期になると、アレルギー性の結膜炎やら、クシャミやら鼻水やらで大変なんです。

このイネ科野郎!! こんな大事な日に!

さて、空のほうは時々晴れ間ものぞいて、雲間から撮影しました。

各コマを比較明合成して、朝一の一番晴れている時に撮影した風景にスクリーン合成しました。
カメラは固定で動かしていないので、位置関係は正確です。
特に前半、太陽がいびつな形だったり、歯抜けなのは、雲に隠れていたからです。

この固定カメラでは肝心の金環の瞬間が撮影できませんでした。たぶん、露出が足りなかったんだと思います。

しょうがないので、いっこうさんのブログから金環のところだけ拝借しました。へっへっへ~。( ^ω^ )

金環の瞬間、あたりが少し暗くなって、気温がすーーっと下がるのがわかりました。
なんか独特な不思議な瞬間でした。もう一度体験したいです。
皆既日食ハンターの気持ちがちょっとわかった気がします。

あーー、目が猛烈に痒い!

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NGC7635バブル星雲と日食めがね作り

 
 

息子が友人らに、
「俺が日食めがね作ってきてやるよ。」
と気前よく言ってしまったらしいのです。

金環日食は明日です。

夜遅くまで、日食めがね作りをしていました。5枚は必要らしいです。お疲れ様です。
私は見ているのも何なので、1枚だけ製作を手伝いました。

息子の努力が無駄にならないように! 晴れてくれ〜!

さてさて、5/18の夜、よく晴れていたので、ゆうゆう公園へ撮影に出かけました。
次の日は土曜日なので、息子もついてくると思ったら、行かないと言います。さては、もう飽きたな・・・。

自宅ベランダからは撮影できない北側の空を中心に撮影してきました。

まずは、NGC7635です。通称バブル星雲。どう見てもバブルです。
本当なら更に周りも全体的に赤い星雲に覆われているのですが、合計20分の露出時間ではこんなもんでしょうか。

全体図はこちら。宇宙に漂うシャボン玉ひとつ。


2012.519 01:42~ 240sec.×5枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

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さそり座球状星団M80

 

 

5/12夜に撮影した、さそり座球状星団です。メシエ天体M80です。
RとSはいっこう氏のブログで話題になった変光星です。二つとも1854年に出現した新星でシャコルナクが発見したそうです。ミラ型の変光星ということで、どちらも赤色巨星となります。
特にRはよくオレンジ色に写っていますね。

肝心のM80の中心部が白くつぶれて飽和してしまいました。まだまだ画像処理の腕を磨かなければなりません。


2012.5.12 23:57~ 180sec.×5枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整・トリミング 印西市自宅ベランダ

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M16(わし星雲) ワシじゃワシじゃよ!

 

 

5/13に撮影したわし星雲です。

たわし星雲じゃありませんよ。 ワシです。

 

散開星団のバックに赤い星雲が広がっています。赤い星雲がワシが羽を拡げたように見えます。
ちなみに、M16は散開星団のほうに付けられた名前なんだそうです。
すみません。4分×4枚では露出時間が少なくてわしの形にはなりませんでした。(-_-;) ノイズも多いです。

あと、正直に白状しますと、周辺減光をごまかすために、トリミングしております。


2012.5.13 0:36~ 240sec.×4枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整・トリミング 印西市自宅ベランダ

 

念願の「創造の柱」を撮影することができました。
中央部を拡大した画像ですが、びろ~んと細長い暗黒星雲が伸びています。
この柱の中で星がたくさん生まれてきているんだそうです。

 

 

有名なハッブル宇宙望遠鏡の写真はこちらです。

 

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p.s. わしじゃをググっていたら、なんかシュールな話が・・。http://www.jofuku.net/わしは違う!わしじゃない!/

電波天文学とM20(三裂星雲)

 

 

この週末、久々に大学の授業に行ってきました。

「見えない宇宙を観る」と題して、電波天文学の講義です。講師は石黒正人元国立天文台教授です。
石黒氏はALMA計画の元推進責任者と言ったほうがわかりやすいでしょう。電波天文学一筋40年、野辺山宇宙電波観測所長などを歴任され、ALMA計画の計画立案から日本側プロジェクトリーダーを最後に2009年に退官されました。

あの有名な石黒氏から話が聴けるということで、ずっと前から楽しみにしていました。

ALMAについては国立天文台の特設ページで

 

ちなみにALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)は来年完成予定だそうです。

サブミリ波の干渉計を使うと、何がわかってくるのか、例えば、ビッグバン後の宇宙の晴れ上がり以前の状態を観測することができるらしいです。すげー!
もちろん可視光だと宇宙の晴れ上がり以降しか観測できません。サブミリ波つまり低温の状態の観測に強いので、系外惑星が生まれるところとか、今まで見えなかった未知の宇宙が観測できるのです。完成は来年のようですが、観測は始まっていて、すでにいろいろと成果があるようです。

さて、

昨夜ひさびさに晴れたので撮影ができました。
月がのぼってくるまでのお手軽ベランダ撮影です。


2012.5.13 0:15~ 180sec.×5枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整 トリミング 印西市自宅ベランダ

本当なら青い星雲が赤い梅干しみたいなのをほんやり取り囲んでいるはずなのですが、15分の露出時間ではこれが限界でしょうか?
あるいは、画像処理がへたなのかも知れませんね。

他にも少し撮影したので、またご紹介します。(やったー! ストックだ!!)

5/14 追記 昨年7/21に撮影したM20です。感慨深いなぁ・・・。

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巨大な黒点群現る。(ISSの撮影のついでに)

 
 

5/10 07:12頃にISS(国際宇宙ステーション)の日面通過が見られるはずだったのです。
何日も前からこの日を待ち望んで、準備万端だったのに・・・・。

3日ほど前の予測では、自宅からちょっと出かけたところに行かなければ日面通過が見られないとなっていましたが、
最近の予測を計算させたところ、なんとちょうど自宅が中心線にあたっていました。

早起きして自宅の庭に望遠鏡をセッティング。

前後が曇っていましたが、予想時刻にはちょうど晴れてくれました!

無事撮影も終わり、動画を再生してみました。

ISSらしきものは写ってませんでした。_| ̄|○


またも、失敗。

どうやら、ISSの軌道修正がかかったようですね。残念無念。

さて、ついでと言ってはなんですが、
動画だけでなく、スチル写真も撮っていました。

 

大きな黒点群が写っています。

太陽活動が活発化? 地球の10倍もの黒点群 爆発現象が7回発生

Webでもニュースになっているようです。

なんでも、9万6000キロを超す黒点群で、NASAはモンスター級と言っているようですね。
地球10個分の大きさなんだそうです。大きいので肉眼でも確認できるそうな。(ホントかよ!)

ここに地球が10個並ぶのです。

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