年末年始恒例、NGC2467

年末年始になるとなぜかこの対象NGC2467を撮影しています。
それはなぜか?
ベランダからは南天の低めの対象しか撮影できないからです。
冬場の赤い星雲は限られていて、このNGC2467とかわし星雲(かもめ星雲)くらいしかありません。オリオン大星雲は南中時に高く昇ってしまって、屋根の影に入ってしまいますので、長時間の撮影は無理です。

まぁ、そんなわけで、このNGC2467を毎年撮影しています。毎年って言ってもまだ撮影のキャリアが短いので2回だけですが・・。

2012年1月3日
2012年12月4日

前回の記事ではこの星雲を「ハムスターの赤ちゃん星雲」と名付けたのですが、今回の写真からはちっともハムスターの赤ちゃんに見えません。
本家のWikiPediaを読むと、別名「Skull and Crossbones nebula」と呼ばれているらしいです。
Skull とは頭蓋骨、Crossbonesとは大たい骨のクロス。  そうです、あの海賊マークです。毒薬瓶のマークって言った方が早いですかね。。。
んー、海賊マークにも見えないですよねぇ・・・。

ngc2467_final
2013.12.29 22:37〜 180sec.×8枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Vixen R200SS(800mm) KENKO EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding ステライメージ Photoshop で調整 トリミング 印西市自宅ベランダ

拡大したのがこちら
ngc2467_final_mag

てな、話しはどうでもよろしい。。

皆さんよいお年を!!

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鉄塔でぐるぐる

いよいよ今年もあと僅かになってきましたね。来週は元旦ですか。早いなぁ。

巷では17連休なんて声も聞こえてきますが、私は年越し夜勤です。

さて、そんな話は置いといて、

昨夜、ランニングしている間に撮影したぐるぐる写真です。

前々からこの鉄塔でぐるぐるやって見たかったのです。観覧車みたいなのをイメージしていたのですが、なんか違いますね。

ぐるぐるは2時間くらい回さないと絵にならないのですが、さすがに寒い中2時間もランニングできませんので、1時間ちょっとで打ち切りました。

再処理バージョン(飛行機やサンタクロースの航跡を消去しました。まだ消し忘れがありますが・・。)
tetto_guru2
2013.12.24 21:23~22:45 EOS Kiss X5 ISO 800 SS20秒 ×たくさん Zenitar 16mm FISHEYE Photoshopにて比較明合成 印西市ひょうたん島調整池

年の瀬、目が回るほどお忙しい方、この写真でさらに目を回していただきたいと思います。

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ポータブル電源アダプターの作成&ばら星雲(C49)

先日Higlasiでオリオン座などの星野写真を撮影中、追尾が止まってしまう現象が発生しました。Higlasiを使い始めて、初のトラブル発生です。
翌日、よーく調べてみると、単なる電池切れでした。orz
Higlasi-1Bは乾電池から外部電源をとるように電池ホルダーが付属しています。
エネループ8本で7時間以上もつらしいのですが、寒い冬だと心配です。

カメラレンズの結露防止ヒーターはポータブル電源につないで使っているので、どうせならHiglasiもポータブル電源から電源をとるようにアダプターを自作しました。

と、言ってもヒューズ入りシガープラグにJEITA3 DCプラグ付きケーブルをハンダ付けしただけなんですが・・・。
共立エレショップで¥150+¥120でした。

IMG_1480

と、まぁ、そんなことはどうでもよくて、

ふたご座流星群撮影の合間に、R200SS望遠鏡で撮影したばら星雲です。
月がめっちゃ明るく輝いていましたので、Hαフィルターを取り付けてナローバンド撮影しています。
いつもはISO1600で撮影しているのですが、この夜はISO3200でどのくらい使い物になるのか試してみました。
RGBのRチャンネルのみをコンポジットしています。

rose_nebula_lab
2013.12.14 03:05〜 360sec.×9枚 EOS kiss X3(改) ISO3200 Astronomik H-alpha 12n
 Vixen R200SS Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding ステライメージ Photoshop で調整 印旛沼

ISO3200に感度アップしてもさほどノイズが増えるわけでもなさそうなので、これは使えそう。
長時間かかっていたナローバンド撮影の時短になりそうです。

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これで長寿間違いなし! カノープス

先日のふたご座流星群の撮影で、カメラのセッティング中にふと南天に目をやるとオリオン座が高く昇っていました。
こういう時はカノープスチェックです。
が、今までカノープスが見えた試しがありません。

この夜は違いました!
地平線スレスレに、わずかに赤く輝く星が見えます。大抵の場合、飛行機の見間違いなのですが、動きません。。

もしかして・・・・。
ノートパソコンのステラナビ起動!
位置的にはカノープスに間違いなさそうです。

カノープスは写真に撮影したことは一度だけありましたが、肉眼で初めて見ました! ヽ(´ー`)ノ

Wikipediaによると
りゅうこつ座のカノープスは-0.7等で、全天でシリウスの次に明るい恒星です。
中国では南極老人星とも呼ばれ、この星を見た人は長寿になるといいます。南極老人とは日本で言う七福神の寿老人のことだそうです。
東京方面からは南中しても地平線スレスレにしか昇らないし、雲がなく空気がかなり澄んでいる場合などいろいろな条件をクリアして初めてみることができます。また、カノープスの位置は赤緯-52°40′なので、東北から北では、見ようと思っても物理的に見えません。

Canopus0014_01
2013.12.14 0:56 EOS Kiss X5 ISO3200 8秒 Kenko PROソフトンA Zenitar 16mm FISHEYE Photoshopで調整 印西市長門屋(印旛沼)

ん? わからないですか?(汗)

では、拡大画像。ここです。

canopus_mag

ここで、カノープスの探し方を二つ紹介します。

まず、冬の大三角(黄色)を使うやり方。(黄色のライン)
冬の大三角のシリウスの頂点をY字に下にすーーっと延ばすとカノープスがあります。

そして、おおいぬ座の前脚と後ろ脚を結んで(赤のライン)2倍くらい延長すると、カノープスです。

image_canopus

さぁ、カノープスを見て次回の金星の日面通過2117年まで一緒に長生き(ながいき)しましょう!!

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ふたご座流星群の流星痕(こん)

12/14未明のふたご座流星群の撮影で、火球クラスの大きな流星が写っていました。
実際に目では見ていなかったのが残念ですが、15秒毎の写真には流星痕が残って拡散していく様子がわかりました。
その様子を動画にしてみました。

これだけよく見えるということは、流星痕は少し発光しているようです。

下の画像は流星痕の一番最初のフレームです。
なんだか魚の骨のような不思議な形をしていますね。

gem_after0029

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今年も大漁! ふたご座流星群

今朝(12/14)、ふたご座流星群の極大日ということで、撮影してきました。

去年も結構な数の活動だった記憶がありますが、流星の電波観測によると、活動的だった2011年に匹敵するくらい今年は多く流れているようです。

さて、いつものゆうゆう公園は南側の光害がひどくて、今回のふたご座流星群の撮影には向いていません。
なので、新たな撮影地を求めて印旛沼へ行ってきました。

2013gem_02
2013.12.14 01:22〜03:30 EOS kiss X5 Zenitar 16mm FISH EYE 15sec. ISO3200 22枚をPhotoshopで比較明合成 Higlasi-1Bで追尾 Photoshop フラットエイドで調整 印西市長門屋(印旛沼)

やまねももんがさんの2012年ふたご座流星群の写真みたいなのを撮影したかったのですが、画面の中に派手な流星が少なくてイマイチでしたね。orz

カストル付近が放射点だなぁってわかるような、わからないような・・・。

放射点を中心にしてしまったことで、短めの流星ばかりになってしまいました。

それでも、
写野には写っていませんが、火球クラスの流星がいくつも見えて楽しい夜でした。
そう言えば、画面の明るい2つの流星はそれぞれ痕を残しています。それについてはまた記事にしたいと思います。

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大彗星接近記念切手&M42オリオン大星雲

日本郵便で、アイソン彗星大接近記念オリジナルフレーム切手セットを販売しています。(笑)
50円切手10枚、彗星観測ノートなどが入って1600円。
高すぎワロタ。

でも、10枚の切手デザインがなかなかマニアックです。
過去の大彗星達が勢ぞろい。(笑)
Image 5

まぁ、そんなことはどうでもよろしい。

おりおんさんのすごいオリオン大星雲の写真に刺激され、周りの茶色の分子雲を撮影するべく、先日ゆうゆう公園へ行ってきました。

山口のじぃさまやおりおんさんの写真を目指して、5秒~300秒の多段階露出でやってみましたが、分子雲は出てきませんでした。orz
手間がかかったうえに得る物もなかったですね。光害地では仕方ないですかねぇ。。

m42_all_comp-FL
2013.11.30 22:32〜 5sec.×4枚 30sec.×4枚 120sec.×4枚 300sec.×4枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Vixen R200SS Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding ステライメージ フラットエイド Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

ちなみにこの光条はホンモノです。(笑)

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ラブ&ジョイ! 今朝12/3のラブジョイ彗星

先日アイソン彗星が蒸発してしまった時に、

“太陽に近づき過ぎて消滅とは、イカロスの翼のようだ。”

と、宇宙飛行士の野口聡一さんがTwitterでうまいことを言ってましたね。さすがだなぁ。。

まぁ、そんなことはどうでもよろしいです。

主役に躍り出たラブジョイ彗星を撮影してきました。
場所はいつものゆうゆう公園です。

今回は望遠鏡ではなく、200mmのカメラレンズです。
長い尾を写したかったのですが、そこは明るい光害地。いまいちですね。

LoveJoy_comet
2013.12.3 04:34〜 60sec.×8枚 EOS kiss X5(ノーマル) ISO1600 Higlasi-1B SMC Takumar 200mm f4.0 ステライメージで彗星核基準でコンポジット Photoshop で調整 
我孫子市利根川ゆうゆう公園

反転モノクロ
LoveJoy_comet_inv

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