そして、放蕩息子の帰還

Rembrandt_Harmensz._van_Rijn_-_The_Return_of_the_Prodigal_Son

この絵は「放蕩息子の帰還」というタイトルのレンブラントの作品で、新約聖書のルカの福音書の一節にある1シーンです。私の好きな絵です。

ある裕福な男に二人の息子がいました。
ある日、その息子の一人、弟のほうが父親に向かって言いました。

「おい、クソおやじ!  お前の財産あるだろ。お前が死んだら俺がもらえることになっている分、今、全部よこせ。」

父親は財産を分けてやりましたが、弟は財産をすべてお金に換え、遠い国に行ってしまいます。
弟は遠い国で、放蕩の限りを尽くし、財産をあっという間に食いつぶしてしまいました。
タイミング悪くその遠い国で飢饉が起こってしまい、弟は食べるものに困ってしまいます。人に雇われて、ユダヤ人の間では卑しいとされていた豚の世話をしますが、
その豚の餌までも食べたくなるほど飢えていました。
飢え死にしそうな時、
「もう、アカン。。限界。。。そうだ、実家の父のところに戻ろう。」
と、父のところへ戻ります。
父は変わり果てた息子に駆け寄り、
「おおお!息子よ! よく戻ってきてくれたなぁ! 」
と、息子を抱きしめキスをします。

「お父さん。私は息子と呼ばれる資格はありません。使用人にしてください。」
と、息子はそう言いますが、
父親は使用人を呼んでこう言いました。
「息子に一番良い服と靴を与えてやりなさい。あと、太った子牛を殺して食べさせなさい。」

父親はこの息子のために祝宴を始めます。

さて、そんな時、働き者の兄が畑仕事を終えて帰ってきました。
「賑やかだだなぁ、何事だ?」
「はい。弟さんが帰ってこられました。今夜はお祝いの大宴会ですよ。」

兄は真面目に働いて父と家を支えてきました。
兄は父に詰め寄ります、
「父さん、私は何年も真面目にあなたに使えてきました。あなたの言いつけに背いたことも一度もありません。なのに、財産を食いつぶした弟にはこんな盛大な宴会ですか。太った子牛まであげて・・・。私なんか仔山羊一匹もらったこともありませんよ。ズルいよ!! どういうつもりですか!」
と弟を妬んで父に怒ります。

「まぁまぁまぁ、そんな怒らんでも。。死んだと思っていた弟が帰ってきたんだから、祝うのはあたりまえじゃないか。」
と父は上の息子を諫めます。

とまぁ、こんなエピソードをイエス・キリストが語ったらしいです。

さて、本代、あっ借りてた本代返さな・・・(以下省略)
本題です。

猫のちょこがいなくなって2日後の夜、遅いのでもう寝ようとした時、外から子猫の絶叫とも言える鳴き声が聞こえてきました。
鳴き声の主は子猫なので、ちょことは違いますが、変だなと思って外に出てみました。子猫は少し離れたところで鳴いていたようですが姿は見えません。
ダメ元で「ちょこ〜。」と夜中なので小さい声で呼んでみました、すると、

「に゛ゃ〜ご」

とちょこ独特のダミ声が聞こえたような気がしました。あれっ?と思ってもう一度呼んでみると、また、

「に゛ゃ〜ご」

と返事が帰ってきます! ちょこだ!!
探すと、駐車場の車の下にいました、いました。

「こっちにおいで〜。」
と呼んでみますが、固まって動きません。

寝ていた妻と息子が騒動を聞いて駆けつけてきました。
なんと、妻がパジャマのまま車の下に潜り込み、車の下からちょこを追い出しました。すげぇ。
逃げ出したちょこを息子が追いかけて捕まえて、一件落着。。ふぅ。。

「ちょこ、よく帰ってきたねぇ〜。」と褒めてやります。
みんなで寄ってたかってなでてやりました。
そんな弟の帰還を見ていた、姉のもみじ。
なんと、う~う〜、唸って怒っています。
それもそのはず、もみじは、ちょこのいない2日間、まるで天下をとったように振る舞っていました。
もみじは、ちょこの前では決して我々に甘えたりしませんが、この2日間はとても甘えん坊になっていました。
もみじは感情が態度に表れやすく、とてもわかりやすくてかわいいです。(笑)
(私、いい子にして、家にいたのに、ちょこばっかり可愛がってズルい!!)って感じでしょうね。

さて、ちょこは家に帰って安心したのか、床にゴロンと寝転んでずっと寝ていました。
翌日も元気がなく、ボンヤリしているので、猫缶を買ってきてあげてみると、ものすごい勢いで食べていました。(笑)
いつもはカリポリのキャットフード(総合栄養食)しかあげていないので、2匹にとってごちそうなのです。
(ちょこばっかりズルい!! )と、もみじに言われそうなので、ちゃんと、もみじさんにも猫缶をあげました。

薄汚れて、少々やつれていました。↓
IMG_1842

猫探しのチラシを店頭などに貼っていただいた交番やコンビニ、スーパー、動物病院に、「見つかりました」の報告と挨拶に行きました。
また、ネットの迷い猫掲示板から書き込みを削除し、ツイッターでお世話になった方々にもお礼を言いました。
皆さん、「本当に良かったね。」と喜んでいただきました。ありがたいことです。

また、ブログでもご心配をおかけしました。おかげさまで、無事帰ってきました。

今では、また2匹による、夜の大運動会が繰り広げられております。(笑)
相変わらず、ベランダに出してとおねだりしてきますが、当然無視しております。

あー、いいかげん天体ブログに戻りたい〜。晴れてくれ〜。

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猫脱走!!

20日金曜日の夜、猫たちが「ベランダに出たい!!」と何度もニャーニャー鳴いて私の脚をスリスリして強くせがむので、網戸を開けてやりました。
ちょこともみじは各々、飛んでいる虫を追いかけたり、寝転んで涼んでいたりしていました。2匹ともベランダで過ごすのが大好きです。
で、しばらくして、私は疲れていたので、そのまま寝てしまいました。

朝起きて、ベランダに通じる網戸を開けたまま寝てしまったことに気が付きました。しまった!
もみじは「朝ごはんちょうだい!」とおねだりしていますが、ちょこの姿が見えません。
家中探したが、どこにもいません。どうやら、2階のベランダから脱走、あるいは、転落してしまったようです・・・。Σ(゚Д゚;

慌てて、妻と二人で近所を「ちょこー!」と呼びながら探しましたが、どこにもいません。。。
オスの猫は家出するらしいですが、ちょこは完全室内飼いで、去勢もしていますので、メスを求めてフラリと家出をするとは考えられません。
外に出たこともないので、自分の家がわかるとも思えません。

↓こんなビラを急遽作成して、交番、コンビニ、ドラッグストアなどに掲示してもらいました。ほとんどのところで、快く受け付けていただきました。
また、近所にビラをポスティングしました。道行く方や子供たちにも尋ねてみましたが、情報は全く得られませんでした。
IMG_1847

その後、遅い昼食を食べましたが、猫が心配で食事が喉を通りません。妻は自分のせいだと泣いていました。でも、網戸を開けっ放しで寝たのは私なので、私のせいです。交通量も割りと多い住宅地ですので、車にはねられたりしていないか、野良猫に襲われて遠くに逃げて行ったのではないかとか、、悪い事ばかり考えてしまいます。
その日の夜は私は夜勤でしたので、後ろ髪を引かれる思いで出勤しました。勤務中もちょこの事が心配で気が気ではありません。
妻と、修学旅行から帰ったばかりの息子は、夜に捜索に出たようです。また、妻は寝ないでちょこの帰りを待っていたようです。早朝4時頃にも近所の捜索にでかけたそうです。

そして次の日、私が夜勤明けで昼寝中、ビラを増刷して、妻は範囲を広げてポスティングしました。また、ウェブの迷い猫掲示板に書き込んでおきました。掲示板を読んだ方がtwitterでツイートしてしていただいたようでした。またそのツイートが多くの方にリツイートされて拡散されていました。ありがたいことです。

夜は家族3人で近所を捜索しましたが、見つかりませんでした。また、妻の提案で、家の周りに水とキャットフードを置いておきました。

そんなこんなで落胆して寝ようとしたその時、近所からギャーギャーと子猫が絶叫する鳴き声が聞こえてきました。
明らかにちょこの鳴き声ではありません。

(続く)

つばめ通信

つばめの卵を5個確認しました。親鳥が交代で温めているようです。
IMG_1841

新居建設!

むむっ!玄関先が、なんだか汚いです。
ワラの入った泥が、たくさん落ちています。誰だ?こんな事をする奴は!

どーしたものかと思案していたところ、一匹のツバメがススーッと飛んで来ました。頭上を見ると、お宝、ではなく、泥の塊が壁にへばりついています。そうです。ツバメが営巣中でした。どうやら建設開始直後といった感じで、巣の形にはなっていません。

これ以上玄関先を汚くされてはたまりません。
ツバメさんには悪いですが、ホースを持ってきて水をジャーっと噴射し、建設途中の巣を破壊しました。巣を作っていたツバメの夫婦が、右往左往して周りを飛んでいます。すまんの〜、ツバメちゃん達。許してちょ。

さて、巣を破壊して2時間くらい経って、玄関を見ると、また床に泥が落ちています。。ええっ?
見上げるとなんと性懲りもなくまた巣を建設中でした。。。orz

20140616から163336-59616396.jpg

むむー、なんたる執念。。敵ながらあっぱれ!
しようがないなぁ。巣立ちまで我慢することにしました。
ツバメの巣を作られた家は縁起が良いと言われているしねぇ。。

んで次の日の朝。いつの間にか巣が完成していました。
ツバメさんお疲れさまでした。

20140616から163337-59617489.jpg

そして、今朝、巣を作り始めて三日目、ツバメさんが入居していました。
ヒナが生まれたらまた報告いたします。

20140616-163338-59618430.jpg

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メモ: Windows 7でRAWファイルをプレビューする方法

先日、ブログ仲間の山口のじぃさんの上京に合わせて行われた、おやじ4人ランチの場で、いっこうさんが、

「Windows7でRAWファイルがプレビューできない。めっちゃ不便。まるこう氏、調べとき。」
「はい。わかりました。」

とのことで、帰宅後早速調べました。

なるほど、MacOSではiPhotoかApertureがインストールされていれば、プレビューできますが、↓
スクリーンショット 2014-06-09 0.55.44

Windows 7ではエクスプローラなどで、EOSのCR2などのRAWファイルがプレビューできません。
プレビューするには、
Microsoft カメラコーデックパックをインストールするとOK。

↓できました♪
キャプチャ

ちなみに、Windows8ならコーデックパックのインストール不要でエクスプローラでプレビューされるようです。

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M8干潟星雲中心部

ずーっと前に、仕事で岩手県の花巻市に行った時に、「イギリス海岸」に道草しました。海岸と言っても、海じゃありません。北上川の岸辺なのですが、あの宮沢賢治が名付けたそうです。なんでも、イギリスの海岸に似てるかららしいのですが、なーんか無理あるような・・・・。

まぁ、そんな事はどうでもよろしい。
さて、M8。
なんでこれが干潟なのだろうと、写真を見るたびに疑問がわいてきます。
これが干潟ならなんでも干潟になりそうな気がしますよ。ムツゴロウがいて、シオマネキがはさみを振っていれば話は別ですけど・・・。

ここ数日は夜晴れて、久々にまともに撮影できました。と、言っても撮影できる時間が短いので、1対象だけです。
それにしても冷却CCDは撮影時間がかかり過ぎます! こんなしょぼい写真でも2時間半かかってます。

M8-LRGB
2014.5.29 22:24~ L: 630sec.×8枚 RGB:2*2bin 400sec.×3枚ずつ QHY9(mono)  Kenko SE200N Kenko EQ6PRO Kasaiコマコレクター OAG9+Lodestar+PHDguiding MaximDL ステライメージ Photoshop で調整トリミング 印西市自宅ベランダ

(全体像)
CCDStack2で最初から再処理し、Photoshop、フラットエイドで調整しました。
M8color_si_trim_R-FL2

中心部の砂時計星雲もかろうじてみえますね。一眼デジだと、この辺りは白く飛んでしまいがちですが、冷却CCDだとダイナミックレンジが広いので、白飛びしないで処理できます。
このへんは冷却の強みですね。

M8-LRGB_h
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