十字線入りアイピース v(´∀`*v)

ベランダで撮影していると、極軸合わせがいいかげんなぶん、アライメントしても対象の導入精度がいまいちです。
いや、いまいちどころか、写野の中に入ってこないこともしばしば・・・。

なんとか導入精度を高めたいという思いで、十字線入りのアイピースを入手しました。

十字線入りのアイピースの割には激安と評判の笠井トレーディングのCH-PL 23mmです。

IMG_1145

中程に暗視野照明を取り付ける穴があります。
ただし、ここに取り付ける専用の暗視野照明装置は4800円と、ただの照明にしては高価です。

IMG_1146

そこで、代用品を探して来ました。
ヒロミ産業の「ミライト」と言う、LED付きリチウム電池
釣りに使うものらしいです。ちなみに、アマゾンで、¥280円でした。安っ。

LED部分をプッシュすると明かりがつきます。

51dbbrIiUAL._SL500_AA300_

でも困ったことに、アイピースの穴はM8メスネジ、ミライトは直径3mmで穴が大きすぎ! ガバガバですな。
せっかくM8ネジが切ってあるので、それ用にぴったりのものがないかなぁ、、と、あちこち探しましたがありません。
ネジを切ったりして工作するのも面倒です。旋盤やボール盤持ってないし。

んで、簡単にセロテープでぐるぐる巻。(笑)
汚い工作です。
IMG_1147

うむ。ぴったり!

IMG_1148

さっそく明かりを付けてのぞいて見ると、

IMG_1150

いい感じ〜。

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【速報】小惑星2012DA14とりあえず、地球には落下しませんでした。

とりあえず、写っているコマをUPします。
慌てて撮影したので、ピンぼけで、構図もめちゃくちゃです。(;´Д`)

しし座付近、
ライン状に写っているのが、小惑星2012DA14です。

IMG_1949

2013 2.15 05h06m〜 EOS Kiss X5 60秒 EF35-100mm→100mm f:5.6 Higlasi-1Bで追尾撮影

GIFアニメ化
2012DA14

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これはアカンでしょ!

iPhoneにStarmap Proという天文シミュレーションソフトを入れています。
Wifiで赤道儀を制御できたり、観測計画やら様々な天体の検索ができたりと、観望や撮影にはとっても便利なアプリです。
まさにプロ向けです。

ところが、、
はくちょう座の星座図。

これはアカンでしょ。。

IMG_1142

デネブ(尾の意味)が泣くわ。
形も白鳥ちゃうし。

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ポタ赤がやってきた〜♪

先日のCP+で、ビクセンの島田さんといっこうさんの漫才みたいな会話を聞いているうちに、ポータブル赤道儀の必要性を大いに感じたところです。大彗星全体をバッチリ写してみたいのです。

じゃあ、ビクセンのポラリエかというと違うのです。いろいろと調べているうちに、Higlasi-1Bを購入することにしました。

じゃーん。

IMG_1137

大メーカーの製品ではないですが、比較的精度がよく、多機能。コストパフォーマンスに優れているHiglasi-1Bです。
詳細はリンク先で。。

さて、早速試写に夜な夜な近所の万葉公園へ出かけました。

まずは極軸合わせ。このポタ赤は極軸望遠鏡はありません。北極星の覗き穴はあります。
DPPA法と呼ばれる方法で極軸合わせをします。

北極星の覗き穴で大雑把に北極星方向にセットします。

100mmくらいのレンズを付けたカメラをHiglasi-1Bに取り付け、北極星を高感度で数秒固定撮影します。

IMG_6118

北極星とλUMiとの位置関係や、あらかじめステラナビなどで北極星と極軸の位置などを確認しておきます。

スタートSWを長押しし、DPPA法スタート。恒星時の400倍速で44deg回転します。
すると、赤道儀の回転軸がわかります。

IMG_6120

要はこの回転軸に先ほどの極軸を合わせればよいのです。
ライブビューを見ながら、合わせます。
今回は北極星を回転軸にもっていきました。これだけでも充分な精度がでるそうです。

IMG_6124

極軸の設定は終了して、さっそく撮影してみましょう。

おおぐま座のしっぽの先、あるいは北斗七星のひしゃくの先のアルカイド付近を55mmレンズで1分間追尾しました。

New3

うっすらと、M51子持ち銀河とM101回転花火銀河も写ってますね。周辺部の星像が歪んでいるのはレンズのせいだと思われます。
ステラナビを重ねてみました。

Image-1

つづいて、4分ではどうでしょうか。しし座付近。

IMG_6142

極軸がテキトーな割にはちゃんと写ってます。いいねー。

そう言えば、16日にはこのあたりを小惑星が通過するんですよね。
(´ε`;)ウーン… 早起きして撮影するかなぁ・・・・。

追記 2/14

設置風景です。
Higlasi-1Bには35度の傾斜がついています。
三脚の上に誠報社の微動装置を取り付けました。

IMG_1310

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SynScan™のアップデートをやってみたら・・・・

先日いっこうさんと一緒に行ったCP+ではケンコーの中の人からいろいろとお話が聞けました。

私の使っているケンコーのスカイエクスプローラーシリーズはハイアマチュアでも満足できるようなラインナップです。
ただし、ケンコーの自社開発ではなく、中国のSYNTA社のOEM製品です。

このSYNTA社、今や個人用の望遠鏡では世界を牛耳っていると言っても過言ではないでしょう。
セレストロンもSYNTAの子会社、オライオンもOEM、ケンコーはもちろん、ビクセンまでSYNTAのOEM製品があります。
スカイウオッチャーシリーズはSYNTAのブランドです。

まぁ、そんなことはどうでもよろしい。(←気に入った。)

私の使っているケンコーEQ6PROなど、SYNTA社製の赤道儀のコントローラは全てSynScan™と呼ばれるものです。
そのSynScanのファームウェアをアップデートしました。

まずは、現在のバージョンは、3.27です。

IMG_1127

まずは、Sky-Watcherのカスタマーサポートのページに行き、
SYNSCAN FIRMWARE LOADER VER 3.0
SYSCAN FIRMWARE V3.32

の2つをダウンロード。解凍します。

ハンドコントローラをパソコンに接続し、8と0キー両方押したまま、ACアダプタからの電源を入れます。すると、

IMG_1130

ハンドコントローラがアップデートモードになります。

そこで、

SYNSCAN FIRMWARE LOADERを起動させます。

Image 3

ここで、HC. Versionをクリックすると、

Image 4

現在のバージョンが確認できます。→3.27

そして、Firmware FileにダウンロードしてきたSYSCAN FIRMWARE V3.32を指定してやります。

Updateボタンをクリックしてアップデート開始。

Image 5_1

待つこと数分。

出来ました!

Image 6_1

バージョンを確認してみると、

Firmwareが3.32にアップデートされました!

IMG_1131

さて、中身はどー変わったのか?

ざっと見たところ、

嬉しい機能が追加されていました。

Polar Alignmentです。

IMG_1132

これは、うちのベランダのような北極星が見えないところで極軸合わせを実現する機能です。

3スターアライメントか2スターアライメントの後、

このPolar Alignmentを実行します。

ある指定の恒星を導入します。そして、この恒星をコントローラではなく、緯度調整つまみと経度調整つまみで望遠鏡の視野の真ん中(レチクルが入ったアイピースが望ましいです。)に持っていきます。これで極軸とのズレが解消されます。

この操作を数回繰り返すと完璧です。

いいですねぇ。ベランダ撮影で威力を発揮しそうです。

その他、マルチパーパスポートを使って、カメラのコントロール(これはすごい!)機能、
レチクル照明の明るさ調節など、いろいろと機能が追加されていました。

SynScanを使っていてまだアップデートされていない方はぜひ。。

以上、SynScanを使っていない方にはなんの役にも立たない情報でした〜。

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