5/9の晩シリーズの最後です。
この夜はω星団の他に、北アメリカ星雲&ペリカン星雲をHαフィルタで撮影するという目標があったのですが・・・・。
撮影開始して15分×4枚つまり1時間で終了。
いい写真が撮れたかな〜♪と鼻歌交じりで、ノートパソコンを開けてみると、なぜかスリープしてしまっています。おやおやー?
1枚目の途中でスリープしたようで、それ以降はガイドソフトのPHD guidingやカメラ制御ソフトのBackyard EOSもフリーズしてしまっています。
最初はケーブルの接触不良かなのかなぁと思って各部を点検しました。
Hα撮影は諦めて、干潟星雲 4分×8枚をセットし仕切りなおしで撮影再開です。
30数分後、いい写真が撮れたかな〜♪と鼻歌交じりで、ノートパソコンを開けてみると、なぜかスリープしています。
ええっ?
よくよく調べてみると、
なぜかパソコンの省エネルギー設定が、15分でスリープするようになっていました。orz
で、結局干潟星雲は3枚しか撮影できませんでした。
下の写真は3枚だけのコンポジットです。
2013.5.9 240sec.×3枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 Astronomik CLS-CCD
Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding ステライメージ Photoshop で調整 、トリミング 茨城県利根町
ニョキニョキ伸びるグロビュール(暗黒星雲)が印象的です。ここでは星形成が盛んに行われているそうです。ちなみに、1本のお値段、じゃなかった大きさは太陽系の50倍もあるそうです。ヮ(゚д゚)ォ!
ところで、英語版のWikipediaで干潟星雲(Lagoon Nebula)を調べていたら、気になる記述が・・・。
The Lagoon Nebula also contains at its centre a structure known as the Hourglass Nebula (so named by John Herschel), which should not be confused with the better known Hourglass Nebula in the constellation of Musca.
つまり、
干潟星雲の中心部に、はえ座にあるよく知られた砂時計星雲とは別の砂時計星雲(ジョン・ハーシェルが命名)がある
らしい。。ほんとかいな。。wikipediaにもそれ以上詳しいことは書いてありません。
上の画像見てもそれらしいのはどこにも見えません。
んで、中心部の飽和してしまっているところをPhotoshopでレベル補正してみました。
すると!!
なんか、砂時計っぽい形のものが見える! ような。。。
あれですかね。M42オリオン大星雲の中のトラペジウムみたいなものですかね?
たぶん、眼視で観察すると、砂時計がよく見えるんじゃないでしょうか。
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素晴らしい解析ですね~。
砂時計にも見えますし、やっぱり砂時計星雲でしょうか?
新しいブラックホールを発見したんじゃないでしょうか?
早くNASA(かどっかの研究機関)に連絡したほうがイイですよ。(笑
ググってみましたら、どうやらこれが砂時計星雲らしいですよ。
なるほど、ブラックホールの降着円盤みたいにも見えますね、でも、こんなに輝いているってことはブラックホールではなさそうな気がします。
砂時計ありますね!!知らなかったです。
下の画像を見た後で上の干潟をみるとちゃんと写ってますねぇ。
こんど眼視で見てみよ~。
干潟、4分3枚とは思えないです。すばらしいです。
ググったら、眼視でスケッチされている方がたくさんいましたよ。眼視だと、ハッキリ見えるようです。ぜひ見てみてください。
240秒3枚のコンポジットでこんなに……。すごいなぁ。
砂時計、たしかに。ここをピックアップした写真、あまりないので、注目度高いですぞ。
英語版のWikiを調べてたら……かっちょいいぞ!
明るい対象なので、240秒3枚でもなんとかいけますね。もっと枚数が多ければ、ノイズも少なくスッキリしたのでしょうかね。
なんか、好きな分野だと、英語を読もうって気になりますね。読めないことがほとんどですけど・・。orz
こんにちは。
ご自宅での撮影とは思えないような写りですねえ。
これは凄いわ!
砂時計にはびっくりです。
これは自宅ではなくて、利根川はさんだ茨城県利根町で撮影しました。でもまぁ、光害は自宅と似たり寄ったりです。
砂時計は私も驚きです。
でも、どうやら、星雲や星団などをスケッチしていた時代ではM8の中の砂時計星雲は常識中の常識だったようです。
こっちの方が The 砂時計 ですよ。はえ座のは言われてみるとだけど。こっちは「これ、な~に?」で答えが出るもんね(笑)
でも、うっすらと本家のようなワッカが見えてますね。ということは、ブラックホール?
星の誕生場所とブラックホール。いや、これはひょっとしたらホワイトホールかも知れない。はじめて確認された、世紀の大発見。
全てのエネルギーを飲み込むブラックホール、方や星と言う形でエネルギーを吐きだすホワイトホール。
名付けて「マルコール」。うん、良い、いいよ、これ直ぐに報告だね。意匠で(笑)
私は、はえ座の砂時計星雲も知らなかったです。つーか、はえ座なんてのがあったのか! (笑)
百歩譲ってこれがホワイトホールだとしても、「マルコール」はないでしょう。(笑)
「おぉ〜」。と砂時計写真をみてひとこと漏れました。
このひとことで、まるこうさん「やりぃ〜」かな、って勝手に思ってます。
パソコンのトラブルって、本気で腹がたちますね。「マイクロソフトの陰謀だ!」って、いつも吹き上がってますよ。
それはそうと、まじな質問なんですけど、改造カメラで撮った赤い星雲の色って、なにか調整されてますか?
自分の好みとしては、「赤」から何か引いた感じを目標にしたいのですが、どうもうまくいかんのです。
それこそ、無改造での色の方が「透明感」があると感じてるくらいなんです。
(「透明感」って、かたくちのアニキに言われたことなんですけどね)
まるこうさんなら、波長とかの特性に詳しそうだなって思って…。
マイクロソフトの陰謀か阪神タイガース縦縞の呪いでしょうね。(笑)
普段Mac使いの人間なので、嫌がらせされているのかも知れません。
色合いですか。私はいつも見た目で黄色っぽくもない、紫っぽくもないところで妥協していますよ。
透明感は、モノトーン、つまり波長が同一の赤色だけで構成されていれば、そう見えると思います。カリフォルニア星雲なんかがいい例かも。
この干潟星雲みたいに黄色成分やいろんなのが入り混じるととたんに濁った感じになります。
今回の写真、ちょっと赤っぽくし過ぎました。
すんげー
干潟星雲の中に砂時計星雲ですか? はじめて知りましたよ。
いや~しかし1枚4分の露出なのに中心部が全く飽和していない。 それ故出てきた砂時計ですよね。
眼視ではどうなのかも気になりますね。
>ミッチーさん そうなんですよね。 私も無改造のほうが透明感ありそうな気がします。でも処理の達人は改造デジからでもあの透明感を出しますからやっぱり私は全く其の域に達していないのでしょうね。
M8も多段露出してみると面白いかもしれませんね。
透明感を昨晩から考えているのですが(途中で寝てしまったorz)、何だかよくわからないというのが現状です。
ノイズの少なさが、見た目に大きく影響を与えるような気がしますね。
ノイズと対局にあるのがピュアな色彩で、つまりは透明感とはならないでしょうか。
こんばんは、3枚であの色はすごいですね。
そして英語をさくっと読んで砂時計が・・・なんて理解されるところがまたすごい
すごいことだらけで脱帽です。
干潟星雲はノイズに負けないくらい力強いってことでしょうかねえ。あと、CameraRawのノイズ低減処理の賜物です。。
当然と言えば当然なのですが、Wikipediaの英語版と日本語版が同じ内容だと思ったら、結構違うんですよね。
なんか面白そうなことが書いてありそうと思ったら、Google翻訳ですよ。(汗)
初めまして!!
きれいな写真沢山ですね。
干潟星雲は一度撮ってみましたが玉砕でした(無改造eos+CLSフィルタ)。まして、砂時計があるなんて。。
かけだしなので、いろいろ参考にさせてください。
としさん、
ありがとうございます!
としさんのブログ拝見しました。
人生満喫しなきゃというタイトルに激しく同意です。私も同な動機で天体の趣味を始めました。
CLSフィルターで撮影された星景写真素晴らしいです。こちらこそとしさんの写真を参考にさせていただきたいと思います。
干潟星雲はノーマルカメラでもよく写りますので、ぜひまたチャレンジしてみてください。