撮影日時:2011年07月10日 20時43分、ISO800、1/1000秒露出
撮影機材:キヤノンEOS kiss Digital N、ED102S、ポルタII経緯台(いっこうさん借り物)
撮影場所:千葉県印西市自宅ベランダ
いっこうさんから借りているポルタを、しまっていたのを引っ張り出してきて、息子と月の観察。
子どもでも楽々操作できるのがポルタのいいところ。
「おおおーー!! すげー!!」
と、相変わらずいいリアクションをする息子。
さぁ、いよいよ晴れましたよ!
望遠鏡の本格デビュー。
GPVで今夜は晴天となることは調査済み。お風呂からあがり、子どもの勉強をみて、天体観測の準備。いざ出陣。
すでに22:30をまわっていて、あらかじめ観測地として目を付けていた竜ヶ崎市へ。
竜ヶ崎飛行場のあたりは真っ暗で、360°水田や畑。人家もない。街灯さえもない。
このあたり。↓
適当なところを探し回るが、意外とない。
いっこうさんからは「亜鈴星雲ゲット!」とメールが入る。
こっちはまだ「ロケハン中」とメールを返す。
仕様がないので、我孫子市にある利根川河川敷のゆうゆう公園に行ってみた。
駐車場はもちろん周りにもあかりがなく、なかなか良いではないか。
さっそく望遠鏡やらなんやらセッティング。時間かかった−。
ここでいっこうさんからメール「月が昇ってきたよ。そろそろ撤収。」
えー! こっちはこれからだっちゅうの。
そして、極軸を合わせる。極軸望遠鏡がないので、赤道儀の極軸の穴に北極星が見えるようにした。スカイセンサー2000があるから
少々の誤差があってもいいでしょ。
次にアライメント。まずは月の中心でアライメント。
そんでもって、デネブでアライメント。
さぁ、準備はOK!
さっそく導入してみましょうかね。メシエ天体、M27亜鈴状星雲をば。GOTO。ウイーーン。と、うなりをあげて我が望遠鏡が動く。
ん? なぜか地平線を目指している。変だ。キュインキュイン。と異音も発生。トラブル発生。
どうやら赤緯モーターが全く動いていないようだ!
うーむ。たぶんモーターの取り付け位置がギアに近すぎて回らないみたい。工具を持ってきていないので万事休す。
そうこうしているうちに月がどんどん昇ってきて、空が明るくなってしまった。
おまけに、あたりが霧に包まれてきた。河川敷だからなのか。。レンズも曇ってきた。ファインダーは曇ってほとんど見えない。
目視で導入するもうまくいかない。赤道儀にモーターを取り付けているため、手動で方向を変えられないのだ。フリーにすると方向も
変えられるのだが、フリーストップではないため、手で鏡筒を支えていなければならない。
一気にやる気をなくす。まぁ、眼視でもそれなりに星はたくさん見えたが、深宇宙の天体は見えず。
気分をかえて、望遠鏡は使わないで、EOS Kiss とレンズで星野写真でも撮影しようかと古い三脚をセット。
するとどうでしょう、この古い三脚は雲台を空に向けることができない! そんなー。
今夜はあきらめて撤収。せっかく晴れたのに、踏んだり蹴ったり。
月だけは撮影して帰った。トホホ。。
ここのギアが噛み過ぎて回らなかった。
SLIK EXCELLA 4
ここの溝に沿って雲台を曲げると天頂を向くのでした。