改造X3デビュー・馬頭星雲

10/16の夜、久々に晴れました。昼間はよく晴れても、なぜか夜になると曇ってばかりでした。
1ヶ月近く、いや、前回ゆうゆう公園に撮影に出かけたのが9/10でしたから、1ヶ月以上もそんな調子でした。

さて、改造EOS Kiss X3のデビューです。果たしてうまく写るのでしょうか?
ライブビューのおかげで、ピント合わせがすっごく楽ちんです。

今夜は改造の出来を試すため、赤い星雲を中心に撮影しました。まずはオリオン座にある馬頭星雲です。


2012.10.17 00:53~ 300sec.×4枚 EOS kiss X3(改) ISO1600 LPS-P2 FF
 Kenko SE200N CR Kenko EQ6PRO BAADER PLANETARIUM MPCC OAG9+Lodestar+PHDguiding 
DeepSkyStacker Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園

問題大ありです。
画面で一番輝いている星アルニタクの側になんか謎のドーナツが・・・。
さらに大きな丸いものが左側を覆っています。なんだこれは?

図説すると・・。

光条のフレアもものすごいし・・・・。
これは後日、円形絞りを作成する予定です。

あと、上の画像はDSS(DeepSkyStacker)で処理しましたが、ステライメージで処理するとこんな ↓ 画像になる。。。なんでこうなった?
なんか間違えたかなぁ・・・。

10/19追記
原因が判明しました。ベイヤー画像からRGB画像に変換するときのベイヤー配列が間違っていました。
ステライメージで再処理してみました。↓

とりあえずは、赤い星雲はよく写っているので改造は成功ですかね・・・・。

他にもこの夜大問題が発生しましたが、また後日。

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天井フラット処理

天井フラット処理と言っても、
天井の穴を修繕するわけではありません。

通常、撮影地で青空やELパネルでフラットフレームを撮影しますが、トレーシングペーパーやらELパネルやらが必要でとっても面倒です。
他の方のブログを読むと、自宅の天井を撮影してお手軽にフラットフレームを作成する方法もあるようです。

これなら今すぐためしてガッテン。
私もちょっとやってみました。

こんな感じで天井を撮影。お試しなので、20枚ほどを撮影して、そのあと、カメラ本体にキャップをして、フラットダークも撮影しておきます。これまた20枚ほど。今回は、ISO100 でシャッタースピードが0.3秒です。ヒストグラムで真ん中あたりに山のピークがくるくらいです。

フラットファイルの中の1枚。

ステライメージでコンポジットしてフラットフレーム完成。FITSファイルで保存しておきます。

さて、効果はどうでしょうか? 先日のM33さんかく座銀河を素材に検証してみます。

まずは、フラット処理をしていないと、ひどい周辺減光です。
ちなみにレベル調整でかなり強調しています。

で、こちらが天井撮影フラット処理をしたものです。
上下が赤みを帯びて若干まだ補正しきれていないようですが、趣味でやるならこれくらいはOKです。
かなり効果があります。

フラット処理をした画像で再処理をしてみました。
フラットエイドを使わなくても、こんなにフラット!! 気持ちいいー!!

銀河周りの微妙なもやもや(本当は恒星なんだろうけど)も見えます。

ちなみに、先日の記事のフラットエイドで処理した画像はこちら

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再処理祭り、ばら星雲

 

 

こんなに長期にわたって撮影できないのは堪えますね。

以前に撮影した天体写真を再処理してみました。
以前とどれだけ違うか、つまりはどれだけ画像処理が上手になったか、自分でも興味深いところです。

まずは第1弾、めっちゃ季節ハズレですが、ばら星雲を再処理してみました。

2011年10月のブログ記事の写真です。
ゆうゆう公園でいっこうさんとミニ観望会をしていたら、まみめさんがやってきたのでした。
機材はビクセンのED102SとAdvanced-GTで、ISO800の3分5枚と明らかに露光不足の感は否めません。

以前の写真はこれ。

クリックして拡大してみるとよくわかりますが、旧バージョンは強引にトーンカーブのみで画像処理していたので、ノイズまみれです。

なお、ダークファイルの撮影ができなかったので、どちらの写真もダークノイズがたくさんのっています。

ダークノイズ以外のノイズはなんとか低減できているかなと思います。

うーん・・・。もっと赤いガスをもっと明るく仕上げたいところです。
でもまぁ、少しは画像処理の腕があがっているのでしょうか。

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新天体を見つける

 
 

昨日も少し書きましたが、この土日に「新天体を見つける」と題した天文学の授業を受けてきました。
講師は国立天文台の懸秀彦准教授です。懸さんは天文学の情報を広く一般に配信している国立天文台の天文情報センターにいらっしゃるそうです。

 

第一日目は、天文学について軽く学習した後、懸さんたちが製作した天文画像処理ソフト「マカリィ」の使い方など。
マカリィ(ハワイの現地の言葉ですばるのこと)ではFITS画像を読み込んで天体の明るさや位置の検出やブリンク機能(小惑星や超新星の検出に使う)、画像の演算などの様々な機能があります。ステライメージの機能をかなり限定して軽くした感じのソフトです。ちなみにフリーソフトです。

実際に撮影された画像で小惑星探しをしました。サンプルだからなのか、簡単に見つかりました。実際も、小惑星は簡単に見つかるそうです。ただし、小惑星は発見してもすぐ発見者の名前がついたり、命名権がもらえるわけではありません。その小惑星の軌道計算を主にやった人に命名権が行くのだそうです。そして軌道計算もすぐにはできません。発見した時の短期間の予測から計算どおり1年後にちゃんと戻ってくるまで軌道が確定しません。

二日目は超新星の発見方法、星の明るさの測定、超新星の光度曲線から種類(I型、II型など)の同定、新天体の通報の仕方、木星の写真からガリレオ衛星の同定などをやりました。

さて、新天体を発見したらどうしたらいいのか・・。かいつまんで紹介します。

まず、彗星や新星や超新星など怪しいのを発見したら、それが既知のものかどうかまず確認しなければなりません。

Aladin http://aladin.u-strsbg.fr/  や

バーチャル天文台のSkyView http://skyview.gsfc.nasa.gov/

などで確認します。

また、小惑星だったら、IAU小惑星センター(Minor Planet Center) のデータベースで確認します。←これは強力

新天体だと確信したら、すみやかに通報します。3つの方法があります。

1. 国立天文台へ通報

2.星ナビでおなじみ中野主一さんに通報

3.直接スミソニアン天体物理観測所に通報

どれでもいいそうです。

 

ちなみに小惑星を発見して通報しても「ああそうですか。」で終了だそうです。ちゃんと軌道計算してまた連絡しないと意味がないんだそうですよ。

よーし、死ぬまでに超新星か新星を発見してやるぞ!!

 

 
ほんとに楽しい授業でした。

余談、懸氏の若いころ地元の長野で北アメリカ星雲が肉眼で見えたそうです。本当でしょうか? 赤い星雲なのに?

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フラット処理とコップ座NGC3511,NGC3513

 

 

フラット処理について前回の記事でボヤいたところ、たくさんの情報をいただきました。ありがとうございました。
中でもお手軽なフラット処理について、いっこう式フラット処理をいっこうさんから教えていただきました。
これはフラット画像をPhotoshopでとても簡単に作成できるいっこうさんオリジナルの方法です。

また、ぴんたんさん作のフラットエイドVersion1.1というフラット処理専用のソフトがあります。これまた画像をドラッグするだけと、とてもお手軽です。詳しい使用法はぴんたんさんのブログをご覧下さい。

1/3に撮影したマイナーNGC銀河シリーズのコップ座NGC3511とNGC3513の画像で二つの処理を比べてみました。

大きい銀河がNGC3511で、小さい方がNGC3513です。
まずは元画像。

つづいて、いっこうメソッド。見事にフラットになっています。

フラットエイドV1.1

銀河付近の拡大

いっこうメソッド

フラットエイド

あまり変わりませんね。(;^ω^)

まぁ、方法は違えど原理は同じなので。

どちらもバッチリ補正されています。

Macな私にはいっこうメソッドのほうが使いやすいかなぁ・・。

ただ、フラットエイドは背景の色をRGBで自由に設定できますので、好みの色にできます。そこは便利ですね。

どちらの方法もちょっと補正をかけ過ぎたのか、銀河の腕などの淡いところが少し失われたような印象です。
このへんの設定やさじ加減はこれから勉強です。

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