今年の目標の一つに「カノープスを見る。撮影する。」というのがあります。
カノープスとは、全天でシリウスに次いで2番目に明るい星で、日本では東北地方南部より南でしか見られません。
関東地方からでも理論的には見えるはずなのですが、地平線からわずか2度くらいと、ほんの少ししか姿を現さないため、
光害や空気の透明度の影響で街中ではほとんど見ることはできないと言われています。
この11/15の夕方のNHKの天気予報で、お天気キャスターの平井さんが「明日の朝は良く晴れて富士山もよく見えるでしょう。」なんてことを言ってました。
空気が澄んでいるということでしょうかね。これはカノープスを見るチャンス到来!!
この日の夜、わがホームグラウンド我孫子市ゆうゆう公園で撮影の合間、ノーマルカメラでカノープスの撮影にチャレンジしてみました。
ステラナビによると、この日のカノープスの南中時刻は02:23です。南中高度はなんと、わずか1.8度です。ひぇー!
ゆうゆう公園はちょうど南に千葉ニュータウンさらに南に千葉市が位置していますので、ものすごく明るいのです。
また、ゆうゆう公園の南側は土手になっていて、土手の向こうは我孫子市の住宅地が広がっています。
土手が住宅地の直接の明かりからは守ってくれているのですが、空は結構明るいのです。
いくら空気が澄んでいても、ちょっとこれは無理かな。。。まぁ、ダメ元で、撮影だけはしてみましょうか。
工夫して、土手の上と地平線が重なるようにして、住宅地の明かりを遮るように撮影しました。
こんな具合です。 ISO800 30秒 固定撮影です。
2012.11.16 EOS Kiss X3 ゼニター16mm FISH EYE F2.8から一段絞る LEE Soft-3(レンズの後ろ)
ISO800 固定撮影30秒 我孫子市ゆうゆう公園
どうです? 明るいでしょう?
見た目もこんな感じに近いです。ちなみに南中時刻の02:23の写真です。
画像処理で露光量をめいっぱい下げて、光害の影響をなるべく少なくしてみました。
うーーん。暗くしてもそれらしき明るい星は見えません。
やっぱりダメですか。
あきらめきれず、四角のあたりを拡大して見てみます。
この矢印のゴミみたいなのがそうかなぁ・・・。
このゴミが星かどうかわかりやすくするために、前後1時間くらいの比較明合成した写真を作ってみました。
なぜかカメラの設定が長秒時露光時のノイズ低減ONになっていました。
なので、30秒露光、30秒休みのインターバル撮影で星の軌跡が点々になっています。がーん。orz
でも、おかげで、星だけが見易くなったかも。。けがの功名とはこのことですか?
位置的にはカノープスのような気がしますが、よくわかりません。
ステラナビで重ねてみようと思いましたが、ゼニター魚眼16mmではうまくマッチしてくれませんでした。
解析班の結論を待ちたいと思います。
下のバナーをクリックしていただくと、はげみになります。
にほんブログ村