自宅ベランダから天の川は見えるのか

結論から申し上げましょう。

もちろん見えません。(笑)

自宅ベランダから見える南天は、千葉ニュータウン方面からの光害がひどくてアンタレスがせいぜいです。
あとは、今の季節なら土星や火星が見えますね。

さて、昨日7/2の夜、超久々に夜晴れました。ただし、GPVを見ると、晴れているのも1時間くらい・・。
望遠鏡や赤道儀で撮影するには晴れている時間が足りません。
なので、自宅ベランダでポータブル赤道儀Higlasi-1Bの操作練習を行いながら、南天の星空を広角レンズ(ゼニター16mm FISH EYE)で撮影することにしました。

HiglasiシリーズにはDPPAモードという、極軸合わせの非常に強力な機能を持っています。北極星とλUMiの位置関係からかなり正確に極軸を合わせられます。
今回は南側に面した自宅ベランダからの撮影なので、北極星が見えません。すなわち、DPPAモードは使えません。

Higlasiはドリフト法モードも搭載しています。これは北極星が見えない時に有効な手段です。
ドリフト法モードを起動すると、

1. シャッターON
2. 5秒追尾停止
3. 30秒恒星時追尾
4. 追尾停止
5. 5秒後シャッターOFF

という動きをして、極軸が合っているかどうかがよく分かるように撮影してくれます。
具体的には、
恒星がこんな風に写ります。左側と右側の棒が一直線に並べばOKですが、段違いになっています。Higlasiを東側に振ってやります。
befor

すると、
まだちょっとズレていますが、だいたいOK。16mmの広角レンズで撮影するのでこんなもので充分でしょう。
ちなみに、ここまでは135mmくらいのレンズで撮影しています。
after

さて、ゼニター FISH EYE 16mm レンズに付け替えて、1分間の追尾撮影をしてみました。
IMG_5333
EOS Kiss X5 ノーマル Astronomik CLS-CCD ISO800 SS:1min ZENITAR FISH EYE 16mm F:4.0 Higlasi-1B WB:晴天

RAW→JPG撮って出しです。光害フィルタを付けて撮影しましたが、天の川は写ってません。痕跡くらいです。ホワイトバランスは晴天ですが、フィルタの影響で真っ青になっています。また、干渉フィルターを広角レンズで使用するとこんなふうに周辺の色がおかしくなります。

ダメ元であと何枚か撮影したものをコンポジットして、ステライメージとPhotoshopで調整してみました。
20140702_mw_03
10枚コンポジット ステライメージ Photoshopで調整

おおお~~~! まさかの、天の川が浮かび上がってきましたよ!
光害カブリを補正するために、レイヤーマスクをたくさん使いました。
ムラがたくさんあるのはたぶんその影響です。薄雲があったのかも知れません。相変わらず画像処理技術が未熟ですね。

自宅ベランダで、バンビの橫顏や干潟星雲、M16やM17まで、、、こんなに天の川が写るとは思いもよらなかったので、ちょっとうれしいですね。

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