前の記事の2枚目の画像でDeepSkyStacker(以下DSS)で恒星+彗星スタックモードでコンポジットしました。
うまくできない方がいらっしゃるようなので、今回はそのやり方を解説いたします。
まずはDSSを起動し、ライトフレーム、ダームフレーム、フラットフレーム、フラットダークフレームを開いておきます。
DSSはダークにしろフラットにしろ、撮影したそのままのファイルをぶっこめばいいので、このへんはすごくラクですね。
Check allなどして使うファイルを設定した後、
ライトフレームをひとつクリックします。すると、以下のようなプレビュー画面が表示されます。
右下のほうの彗星アイコンの Edit Comet Mode をクリックします。
DSSは自動では彗星を判別できませんので、手動で指定してやります。
シフトキーを押したまま、彗星の中心をクリックします。
マウスのスクロールホイールで画像の拡大縮小ができますので、拡大などして中心をクリックしてください。
これで、よければ、右下のフロッピーディスクのアイコンをクリックして登録します。
そして、左のメニューにある、Stack Checked Pictures…..をクリックします。
Stacking Stepsウインドウが表示されますので、
Comet Prosessing の行の青いところをクリックします。
すると、Stacking Parametersウインドウが表示されます。
3つのモードを選択できます。
上段が通常の恒星基準でアライメントするスタック
中段が彗星を基準点とするスタック
下段が恒星と彗星を基準点としてスタック
となります。
中段の彗星基準のスタックにすると、背景の恒星が流れたような画像になります。
下段の恒星+彗星基準のスタックだと、なんと、恒星も彗星も流れない画像が出来上がります。
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DLしたままになっていました、アイちゃんに間に合うよう、プリントアウトして教科書にします、感謝です。
どうもです。
写真が出来上がったらぜひ見せてくださいね〜。
これはとても参考になります。
DSSで彗星スタックってみなさん言われてましたが
そんなのどうやってやるんだろうって調べもしないで
思ってたところだったんです。
ありがとうございました。
しかし、DSSはどういう仕組みでスタックしているのだろう?
彗星基準や恒星基準はイメージできるのですが・・・・。
不思議な感じがしますねぇ。
まるこうさん おはようございます
前の記事で彗星も恒星も流れていない画像はとても新鮮でした。
ただ英語がまるでだめなため、ソフト名がわかっても・・
と思っていたのですが、今回の記事でダウンロードして使ってみる事にしました。
ただ恒星も流れている画像で、どうやって彗星の尾を認識できるのか?など
わからない事だらけですが、百聞は一見にしかず。
先日ねぼけまなこで処理した画像の再処理をやってみます。
わからない事があったら、教えてください。
解説記事ありがとうございました。
(追申)「みんなの宇宙(そら)」11月号は彗星特集もいいな、と今思いました。
その時はお願いにあがりますのでよろしくお願いいたします。
すみません。雲上さんの大事なコメントがスパム判定されていました。おわび申し上げます。
DSSはいっこうさんやかたくちいわしさんはじめたくさんの方が解説されていますので、どうぞ使ってみてください。
私もわからない事だらけですが、わかる範囲でお答えさせていただきます。
そうか! フロッピーマークをクリックかぁ。
うまくいかなかったのは、各画像に赤丸つけてたけど、保存されてなかった、っていうことなのね。
やってみよ~~っと。
解説、ありがとうございました。
フロッピーマークがポイントだったのか。
今どきの若いもんはフロッピーディスクってわかんないんだろうなぁ。。。
うちの子どもはカセットテープの概念がないっす!
それはそうと、どうして恒星と彗星を、同時に基準にできるのか、それが不思議で不思議で…。
たぶん、中でテキトーにごまかしてんですよ!
かつてDSSで試したことはありますが、まともにできなかった多くのユーザーの一人でした〜。
そうそう、カセットテープもすっかり見かけなくなりましたね。
先日ステライメージで彗星基準でコンポジットしたのですが、コンポジットの設定で、うっかり「範囲外の値を除去」をするようにコンポジットしたら、なんと恒星が消えて彗星だけの画像が出来上がりました。その逆、恒星基準で同様にコンポジットしてやれば、恒星だけの画像が出来上がりそうな気がします。2つの画像を合成してやれば出来上がり!!
まるこうさん こんばんは。
さっそくやってみたのですが、画像の一部しか読み込まないので調べたところ
RAWモードではキャノンは50D及びKissX3までしか対応していないようです。(私は60D)
そこでSI7でダーク・フラット及びベイヤー・RGB変換までやったものでスタック処理をさせたのですが、
恒星基準だけOKで、彗星基準は恒星と彗星の両方が流れ、恒星+彗星では彗星が流れます。
いろいろやってみたのですが、なにせ60枚スタックで日が暮れてしまいました。
どんなトリックを使っているのか興味ありましたが、マジック自体がまだ成功していません。
http://deepskystacker.free.fr/download/DeepSkyStacker333beta51.rar
でベータバージョンが落とせますので、たぶん60Dも対応しているはずです。
彗星の位置を登録した後、(C)マークはついてましたか?
私、DSS持ってないんですよね。使ってみたくなりましたよ。
上手く出来るもんなんですね~。
カセットテープ、カラオケの練習用でけっこうよく売れてますよ。
10分未満の10本セットとかがよく出てます。特にマクセルのは一時期在庫不足になるほどでした。
ラジカセもカセットも購入されるのは年配のお客さんばかりですけどね~。
DSSはフリーソフトなので、ぜひお試しください。
コンポジットやダーク減算、フラット補正はすごく楽チンなのですが、出力される画像の色彩が失われるのが難点です。でも、これは設定が良くないかもしれないです。
なんと!カセットテープ、まだ売れてるんですね。
恒星が消えて彗星だけの画像。
なった、なった。恒星をすごくむりやり浮かび立たせたよ。なんだよ、そんな設定があるとは聞いてないぞ(笑。
で、コンポジットの設定で「範囲外の値を除去」ってどこを設定するの?
>恒星が消えて彗星だけの画像。
もしかしてDSSのStacking Parameters ->Light のところが、
Median かKappa-Sigma clipping かMedian Kappa-Sigma clippingになってない?
Sigmaがあるやつは宇宙線とかランダムノイズを消すための設定だから、彗星基準でスタックすると恒星が消えてしまうよ。
Averageにしておけばいいです。
>「範囲外の値を除去」ってどこを設定するの?
ステライメージだとσ(シグマ)の値を変えられるんだけど、DSSはどうやるのかは知らない。右横のカッパってやつかなぁ・・。
シグマだった、シグマだった。ギャランはシグマとラムダがあった!
河童が悪さをしてたのか!
アベレージにするのね。了解! ありがとう!
おお! 解決タマゴン!!
ちなみにギャランはラムダのほうが好きでした。
アベレージじゃないとダメなのは彗星の時だけね。
通常はお好みのモードでどうぞ。
初めまして。このブログでDSSを知りました。彗星のスタッキングを恒星+彗星核で行いたくて試しました。説明に沿って使用する画像をupして一覧表示がされ、一つのフラットフレームををチェックして画像は表示されるのですが、その際にどう言う訳か右下にEdit Comet Mode選択アイコンが表示されません。よってその先に進めません。昨年のラブジョイ彗星の際は上手く行ったのですが。。。原因が何なのか教えて頂きたいのですが。宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます!
もしかしたら、TypeがDarkとかflatになってませんか?
Lightフレームとして読み込んでいないとEdit Comet Mode選択アイコンが出ないようになってます。