天井フラット処理と言っても、
天井の穴を修繕するわけではありません。
通常、撮影地で青空やELパネルでフラットフレームを撮影しますが、トレーシングペーパーやらELパネルやらが必要でとっても面倒です。
他の方のブログを読むと、自宅の天井を撮影してお手軽にフラットフレームを作成する方法もあるようです。
これなら今すぐためしてガッテン。
私もちょっとやってみました。
こんな感じで天井を撮影。お試しなので、20枚ほどを撮影して、そのあと、カメラ本体にキャップをして、フラットダークも撮影しておきます。これまた20枚ほど。今回は、ISO100 でシャッタースピードが0.3秒です。ヒストグラムで真ん中あたりに山のピークがくるくらいです。
ステライメージでコンポジットしてフラットフレーム完成。FITSファイルで保存しておきます。
さて、効果はどうでしょうか? 先日のM33さんかく座銀河を素材に検証してみます。
まずは、フラット処理をしていないと、ひどい周辺減光です。
ちなみにレベル調整でかなり強調しています。
で、こちらが天井撮影フラット処理をしたものです。
上下が赤みを帯びて若干まだ補正しきれていないようですが、趣味でやるならこれくらいはOKです。
かなり効果があります。
フラット処理をした画像で再処理をしてみました。
フラットエイドを使わなくても、こんなにフラット!! 気持ちいいー!!
銀河周りの微妙なもやもや(本当は恒星なんだろうけど)も見えます。
ちなみに、先日の記事のフラットエイドで処理した画像はこちら。
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いいかんじやねぇ。
ED80Sfを使っていたころは、家に帰って、トレーシングペーパーをつけてパソコンの白いモニターを撮影してました。R200Sになってからは、とりまわしが大変なので、いっこう式フラットエイドでごまかしてます(笑。
そうそう、わたしもそのモニターフラット方式をやろうとしたけど、大変そうなので諦めました。
天井フラットやってみて。意外とうまくいくよ。
おはようございます。
いい感じのフラットファイルが出来ていますね。
処理後の写真は、腕の淡い部分も表現できて、格段の差が見られますよ。
直焦点の撮影では、こういう手があるとは。
フォーカスは天井に合わさないで撮るのですか?
試しにやってみたらうまく行きました。やってみるもんですねー。
ピントは無限遠です。なので、天井の壁紙の模様は気にしなくて良さそうです。
私もいっこうさんと同じで、トレーシングペーパーと鏡筒をパソコンのモニターにつけてやってます。
DSSにそれも放り込むのですが、フラットになりきれないのでそこをフラットエイドを使用しています。
それにしても腕の淡い部分が見事に改善されていますね。 フラットエイドで淡い部分を出そうとすると、銀河のまわりが黒くふちどりされたようになってしましますね。
R200SSをモニターにひっつけてフラット撮影してるのですか!大変じゃないですか?
あっ、赤道儀に載せて水平にすればいいのかな。
ノートパソコンを鏡筒にひっつけちゃだめかな?
あれ? ひっつけるって共通語だっけ?
なるほど、ノートパソコンか!
でも、20センチ級だと大きなノートパソコンが必要だね。
引っ付ける
調べたら、標準語みたいよ。
くっつけるって言えば良かったな。
いけるもんですねー。天井にひっついている照明が影響してうまくいかないだろう、なんて先入観があったものですから、やったことなかったです。自宅撮影の場合は手軽にフラットフレームが取得できるので、よさそうですね。僕なんかまるこうさんの10倍は枚数撮ってますが(笑)どうやら無駄だったようですぅ。
SE200N は巨大だから、パソコンに向けるのも一苦労ですね。
照明からはなるべく離れたところを選んで撮影しました。照明の影響があるだろうとは私も予想していましたが、案外うまくいきました。
ミッチーさんのは無駄ではないでしょう。枚数をとればとるほどいいフラットフレームが得られるのですよ。