ジャンクレンズの分解カビ取り

 

 

先日、ハードオフのジャンク箱から救出したレンズ2本です。

SIGMA ZOOM-κ Ⅱ 1:4.5 f=70-200mm ズームレンズ と SMC TAKUMAR 1:4 200mm の単焦点レンズです。

ずっしり重たい、昔のレンズです。TAKUMARのほうはかたくちいわしさんのブログにも記事がありましたね。

どちらも1本¥1,050でした。

ビニールに包まれていてレンズの中はよく見ないで買ってきました。帰ってよく見たら、レンズにカビがびっしりと生えています。

SIGMAのズームレンズの前玉のカビです。写真では一部のようですが、網の目のようにカビが広がっています。

よくよく観察すると、前玉、後玉、中玉・・、つまり全部カビが生えています。。_| ̄|○ やってもーた。

仕方ない。

さて、カビ取りをしましょうか。

まずは前玉から。

100均で買ったテーブルの足カバー。これでもってレンズを固定しているリングを回して外します。

リングがとれました。♪

レンズクリーナーでやさしく拭き取ります。

が・・・、カビはこびりついていて全くとれません。困りました。

そこで、激落ちくん登場。少し水で湿らせて、レンズを磨いていきます。

綺麗にカビがとれました!

完璧!!

この後、後玉はなんとか綺麗になりましたが、中のレンズがどうしても外せません。

まぁ、いいや。SIGMAは諦めてSMC TAKUMARにいきます。

これはSIGMAほどではないですが、やっぱりカビがびっしりと繁殖しております。

写真はカビがよく写ってないですね。

前玉はSIGMAと同様にテーブル足カバーで外して激落ちくんで綺麗になりました。

中のレンズはWebでの情報を参考にして、胴体を捻ると中のレンズが現れました。

しかし、カニ目回しがないとレンズが外せません。

そこで、先の尖ったピンセットでカニ目回しの代用にしました。

無事、中のレンズが外せました。

カビだらけです。。

すべてのレンズを清掃して組み上げます。

で、清掃完了。新品みたいに綺麗になりました。いいねぇー。

さっそく試し撮り。

200mm単焦点、焦点の最短距離が2.5mなので、使いづらいことこの上なし。狭い部屋の中ではまず焦点が合いません。(^^ゞ

ズームもないのに、昔の人はこんなレンズをよく使っていたものです。

 

紫陽花も見頃です。開放にするとよくボケてくれます。

さて、このSMC TAKUMAR 200mmで何を撮影しましょうか。

 

 
下のバナーをクリックしていただくと、はげみになります。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

広告

ジャンクレンズの分解カビ取り」への18件のフィードバック

  1. こんにちは。
    いや~素晴らしいレストア。  ピンセットはなんとなく想像できますが、テーブルの足カバー、さらには激落ち君まで目からうろこです。
    テーブルの足カバーはいったいどのように使うのか? 押し当てて回す?でしょうか。
    激落ちくんは傷が入りそうで怖くて想像すらしませんでした。

    若干退色したようなレトロな雰囲気の写真になりますね。
    お見事です。

    • そうです、足カバーは押し当てて回すと簡単にリングがはずれますよ。
      http://sazanami.net/20100321-newfd28mmf2-overhaul/
      ↑こういうところで参考にさせていただきました。

      激落ちくんは果たして使っていいののか悪いのかわかりません。
      ですが、すごくピカピカになります。
      メラミンフォームはガラスの硬度よりも断然柔らかいので、ガラスにはキズは付きません。ですが、コーティングまでは?です。
      やってみた感じ、コーティングも無事な気がします。

  2. 安く手に入れられると言うジャンクレンズに興味はあれど、手先が不器用なうえ根気も無いので、このような記事は別世界の出来事です。
    器用貧乏という言葉がありますが、あれは嘘。器用さはそれだけでひと財産ですよ。

    • いやいや、案外簡単にやれましたよ。私もちっとも手先が器用じゃありませんし。
      でも、外したレンズの順番(何枚もある)忘れないよう記憶力は必要です。(笑)

  3.  すげ~。勇気あるなぁ。先のとがったピンセットとテーブルの足ね。メモメモ。「こすらずにカビをねこそぎカビキラ~」なんかどうかね。コートもとけちゃう?
     200mmといえば、時期的にも北アメリカ星雲とペリカン星雲でしょう。
     楽しみだねぇ。

    • 安く買ってきたジャンクレンズなんだから、勇気もいらなかったぞ。
      カビキラーはどうだろうね。カビと言っても年季が入っていて、樹脂化してるような感じで、アルコール系のレンズクリーナーで拭いてもビクともしなかったよ。

      よーし、北アメリカいっとくか!!!

  4. こんばんは。
    「SMC TAKUMAR 200mm F4」は良いレンズだと思いますよ、カビがとれて試写結果も良好そうですね。

    うちのはSMCではなくて、ひとつ前のタイプのSuper-Takumarですけど、けっこう綺麗に星も撮れます。梅雨明けが楽しみですね。

    • 普段使いには使い勝手が悪くて、200mm単焦点レンズなんて天体以外に使い道がなさそうですね。(笑) 

      さとうさんのお墨付きもいただいて、早く撮影したくなりました。
      晴れろー!!

      • おはようございます。
        オートフォーカス等の自動機能に慣れてしまうと、普段使いには使い勝手が悪いかもしれませんね。

        自分の場合は、こういう不便さも面白くて(笑)、大昔の完全マニュアルな一眼レフ時代を思い出しながら、たまに普段使いにも古いレンズを使ってます。

  5. コメントありがとうございました。
    いっこうさんと和田公園へ撮影予定でしたか先週金曜日は、2時間ぐらいしか晴れませんでした。
    週末の晴れの日は、だいたいいますのでお声掛けお願いします。

    • 了解いたしました。

      和田公園にはまだ行ったことがないので、どんなところなのか見当もつきません。(^^;;
      皆さんは駐車場にいらっしゃるのでしょうかね。

      • おはようございます。
        駐車場ですよ近くに自動販売機があり明るいのでトイレを陰にして撮影してます。
        新月期になれば僕以外に2〰3人ぐらいですかね。
        駐車場の奥は、広いですがそこは、かなり木が邪魔をして無理なのでみんな機材を広げるため5.6人ぐらいしかはいれません。

  6. ご無沙汰しています。

    昔のレンズは金属製で作りもしっかりしていて、格好良いですよね。
    カメラボディもそうだったけれど、持っているだけで楽しかったです。
    高校生の頃に初めて手に入れた一眼レフのことを思い出しました。

  7. はじめまして・・・
    その後、シグマのレンズは、どうなりましたでしょうか?
    私もシグマのAPOマクロ180mmf2.8のカビとりにチャレンジしておりますが
    中玉の内側にカビがあるんですけど分解できないんですよ。
    いい方法がありましたら教えていただけませんでしょうか?
    よろしくお願いします。

    • 奥山さんコメントありがとうございます。
      シグマのレンズはあれからほったらかしでしたが、コメントをいただいたので、先ほど再チャレンジしました。

      滑り止めのゴムの部分をめくってみてください。
      すると、銀色のアルミテープが出てきます。それを剥がすと、フードが取れます。
      すると溝がたくさんお出ましになります。
      溝にはストッパーの役目のプラスネジがたくさん出てきますので、片っ端から外してやればなんとか分解できるのではないでしょうか。。。

      私は、そのプラスネジがどうにも堅くて回らなかったので、諦めました。

      奥山さん成功を祈ってます!!

  8. ピンバック: 子持ち銀河とリニア彗星のツーショット | Zero Gravity

  9. ピンバック: ジャンクレンズを分解・清掃するための基本知識 | 某氏の猫空

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中