宇宙科学の実験学習2回目&M46(NGC2437)とNGC2438とも座の散開星団

大学の授業「宇宙科学の実験学習」の2回目。

望遠鏡の口径が大きい方がよいのは、集める光の量が大きいだけでなく、分解能が増すからです。小さな口径の望遠鏡ほど、ボケて解像力がありません。これは光が波であることによります。

んで、今回は波の干渉を観察しました。(ヤングの実験)

レーザー光をスリットに通して壁に投影し、できた干渉縞の波長を測定することによって、実に簡単に光の波長を計算できます。

すごい。nm(ナノメートル)単位のものが物差し程度のもので測定できたのは驚きでした。

続いて、系外惑星を発見する方法。トランジット法を実験。

ピンポン球にペンライトを入れた恒星の前を、惑星に見立てた編み物棒が通過する時の光量の変化を調べました。

光の量は2枚の偏光板の重ね合わせた角度で測定しました。

続いて、恒星の光が距離の2乗に反比例して暗くなるのを確かめる実験。

これは人間の目ではよくわかんなかった・・。(;・∀・)

お次は、CD・DVDを使った分光器の作成。これは面白かった。

天文学にとって分光は非常に重要な技術です。星の距離、存在する物質や系列、速度など様々なことが分光から判ります。

この箱の中に焼きに失敗したDVDが入っています。

向こう側にスリットが入っていて、対象となる光を入れてのぞき窓からのぞくと、

 

こんなに綺麗に分光されて、スペクトルが見えます。これは蛍光灯のスペクトル。

 

きれいだ。太陽光も見ましたがパターンが全く違いました。

その他、アルゴン、水銀、ネオン、窒素、酸素、水素などなど、様々な光源を分光してみました。

おなじみ、水素のHαの見事な赤色も肉眼で見ましたよ!!

 

あとは、月の写真から月の山の標高を調べる方法もやりました。

実に簡単な方法で計算できます。もの差しがあればOK。

 

本日の観望会は、あいにくの薄曇りの中、月と木星だけ観察しました。

 

宇宙科学の実験学習はこれで終了。

宇宙に関する原理や測定方法など、身近にあるもので簡単に実験できるのは驚きでした。

本当に楽しくて勉強になった授業でした。

 

さて、本題のとも座にある散開星団M46です。

やっぱり散開星団はつまらんのう。。と画像処理をしながら考えていましたが、星団の中になにやら天体が。

これはゴミ?

いっこう氏のブログを確認してみると、このシミのようなのはNGC2438惑星状星雲でした。

へー。

 

2011.10.27 02:08~  60sec.×4枚 EOS kiss Digital X(改) ISO1600 LPS-P2 FF
Vixen ED102S レデューサ F9.0→6.3 Celestron Advanced-GT 誠報社 GS-60S(F420mm)+Qcam Pro 9000+PHDguiding
DeepSkyStacker Photoshop で調整 我孫子市利根川ゆうゆう公園


中心部拡大

真ん中へんにある丸いのがNGC2438。

 

 

 

 

 

 
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宇宙科学の実験学習2回目&M46(NGC2437)とNGC2438とも座の散開星団」への9件のフィードバック

  1. おはようございます。
    楽しそうな実験ばかりですね、特に自分的には、すぐに結果が視覚的にわかる分光器の実験は面白そうです。

  2. こんにちは
    楽しそう~  いいですね。 身近な物で、知っているようで意外とよくわかっていないものを実験するって、とても意味のあることだと思います。
    正直どれも興味があります(笑)

    今度はM46だらけの大運動会ですか? 私も今日M46にしようか迷っていたのですが、被りすぎなので延期! 
    まるこうさん、折角いい写真ですから北を上に。。。

    • えー?北とか南とかあるんですかー?(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?
      いつも撮影したままで載せてますけど、そういうもんなんですね。
      あー、知らなかったです。(ノ´∀`*)

  3. こんにちは。

    頭で理解することも重要ですが、体で体験するのはもっと大切だと思います。
    とってもよい授業に参加なさいましたね。

    それはゴミではなくて、さとうさんによると小さなカニかタコだそうです。

    • そうですね。頭で理解するよりも体験するとずっと忘れないと思います。宇宙に関するサイエンスというとすごく縁遠い感じがしていましたが、今回の授業で、とても身近に感じました。ホントに参加して良かったです。

      カニはあるけど、小さなタコが出てきたことはないなぁ・・・。

  4.  いやぁ、興味をそそられますなぁ。
     明るさと距離の関係、オートで写真を撮ってF値を比べたら楽しそう。あと、スペクトルを改造カメラで撮ったり、光害カットフィルターを通して見るとかも楽しそう。
     M46、よく写っているねぇ。NGC2438はもう少し青く写ってもよさそう。この画角だと、M47をいっしょに、というのは厳しそうだね。モザイクモザイク!

    • おー、そうか、光害カットフィルターが本当にカットされているのか、
      面白そうだ! 撮影用の分光器作ってやってみようかな。撮影できない日に。

      いっこうさんやさとうさんのNGC2438は青く綺麗に写ってますね。
      頑張ってみたんですが、青くできませんでした。
      この後、M47も撮影しているんで、モザイクに挑戦してみますね。(∩´∀`)∩

  5. ピンバック: 光害フィルタ対決! LPS-P2 vs Astronomik CLS-CCD | Zero Gravity

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